この八月歌舞伎界の市川染五郎さんがラスベガスで
新しい歌舞伎に挑戦した。演目は「鯉つかみ」。主役が鯉の化け物と戦う物語。
CGと役者の演技を組み合わせた新しい境地。
ラスベガスの中心のホテル。3万平方メートルの人工の湖が舞台。
そして、水面に2・5メートルの通路、此処を主役が走るのも見所の一つ。
”あっ”と言わせたい心が染五郎さんを突き動かす。
初日CGが失敗、舞台に鯉の映像が走らない。
2日目、果たしてCGとの一体化はどうなるのか。
巨大な映像鯉が走った。観客は驚きの中に感動していた。
「こんな物は観た事が無かった」と。
染五郎さんの目は充実感、エンターテイメントとの一つになるとの思いで。
伝統を守りながら新しいい世界に挑戦する染五郎さんに“乾杯”です。