犯罪現場は、お前の頭の中。
今年で一番気になっていながら、見に行けなかったインセプションをDVDで観ました。
結構長めで2時間30分ある映画ですが、特にダルくなることもなく観れました。
相手の夢の中に侵入し、アイディアを盗む。これがメインで話は進んでいきます。
開始からずっと夢の説明が続き、ちゃん観ていないと途中でわからなくなってしまいそうになります。
途中からインセプションという、相手の頭の中にアイディアを植えつけるというのが出てくるんですが、
夢の中で夢をみせるだの、夢の設計だの、なかなか面白い言葉が出てきて私的にはのめり込んでいったかな。
映画内では夢の中と現実世界を行ったりきたりするわけですが、
観ているほうも あれ?これは現実だっけ? とか混乱してきます。
怖いですねー。夢ってものを考えさせられます。
後は夢の中での戦闘シーンなんかは、夢ということで重力がめちゃくちゃだったりなかなか見せ場があります。
終わりのない階段を作れたり、構造物を自分の思うままに作ったり。テーマ的に若干地味な映画に派手さを加えていていいなと思う。
でも、説明がメインで話は進んでいくので眠くなってくる人もいるかも。
ラストはかなり えぇ!? って感じで終わります。
どう判断するかは貴方次第って感じですね。映画館で見た人はスッキリしないだろうなー…。
関係ないんですが、映画の予告は少し弄り過ぎじゃないだろうか。結構ストーリー違う印象持ったし。
最強の頭脳。最強のコンビ。最強の事件。
シャーロックホームズもついでに。
この映画、OPといいEDといいかなり手の込んだ作りになってます。
音楽も統一した感じでいいし、映像以外も楽しめた珍しい作品だと思う。
最近(昔も?)のハリウッド映画は、低音を出すのが好きというか…。
映画の予告でも ズゥーン みたいな低音の後にシーンが切り替わったり、そういうのが多い。
本編でもその演出を使ったりする映画が多くて、これ好きだなーって思ったりしてたんたけど、
この映画はなんというか軽めの音楽で、映画設定は暗めなのに明るい印象を持つ。
主人公のホームズとワトソンの二人が推理そっちのけで、アクションとギャグを連発するのも合わさって、
軽めのハチャメチャな映画っていう印象。特にホームズが推理しながら殴りまくりっていうのが笑える。
だから間違ってもシリアスな推理物としてみないほうがいいと思います。
この映画に出てくるホームズは、推理した後に相手をボコボコにするヒーローです。
かなり笑えるシーンが多いので、是非オススメ。観るのを避けてたんだけど後悔した。