テルマエ・ロマエを観てきました。
原作は漫画であり、最近有名になったんじゃないかな。
私も立ち読みでサラサラっと読んだので、大体の雰囲気はつかめました。
ストーリーは、古代ローマで新しい風呂作りに悩む主人公。
ふとしたキッカケで現代の日本にタイムトラベルしてしまう。
そこで圧倒的な文化レベルの差に衝撃を受けながら、古代ローマで日本の風呂作りを真似ていく。
というもの。
この作品は真面目にみる作品ではなく、
椅子にだらけて座って、ポップコーンを食いながら、
シュールなギャグシーンで笑う映画です。
前半のシュールなシーンはなかなか笑えることができた。
また、セットの質も高く、
海外ドラマの ROME という作品で使われた広大なセットを使っているので、
安っぽいセットで、ゲンナリすることはないでしょう。ただしシュールなシーンばかり撮っているけど。
前半だけならオススメの映画になっていたんだけど、
後半に出てくる、上戸彩演じる売れない漫画家。こいつがやっかいだ。
後半は少し真面目なシーンが入ってるんだけど、もうちょっと何とかならなかったのだろうか…。
絡ますなら、もうちょっと最初から絡ましたらどうなんだろう。
最後のほうになって突然真面目な台詞が連続するのは…。
あそこで失笑でもしてください、ってくらいの台詞でした。
もうちょっとなんとかなったんじゃないかな?漫画家はそれほど重要な役にしちゃダメな気がした。
また、納得出来ないのはこの映画は入浴シーンが多い作品だ。
主演の阿部さんは肉体を披露し、ウホッいい男状態。
共演が上戸彩ということで、やはり入浴シーンでサービスシーンが必須である。
こちらは1000円以上払っているので、
自慢の脂肪の塊(豊かな乳房の意)でも見せてくれればいいのに、
映画では最初のほうでチラっと見えるだけである。
これでは納得いくはずはない。
ここが日本でなければ観客から罵声が浴びせられるはずだ。
しかも、期待してない台詞ばかりだ。失望した、としか言えない。
クール気取ってんじゃねぇ!と誰かの声が聞こえた気がした。いや、俺の心の声か。
脇役がうるさ過ぎた作品だと思う。
またサービスシーンという見せ場も欠落し、
男の裸ばかり写っているという、なんともホモ臭い映画になってしまった。
ただ、前半の出来は結構いいと思うので観たいなら1000円デーの時にオススメします。