映画『トータル・リコール』
トータル・リコールという映画を観てきました。
未来のお話で、化学兵器を使った戦争により、
居住可能地区は激減し、イギリスとオーストラリアだけになってしまった世界が舞台です。
富裕層は今のEUを進化させたような未来的な都市に住んでいるのに対し、
貧困層は東南アジアみたいな都市に住んでいるので、ギャップが面白かった。
ちょっと攻殻機動隊っぽいところが何箇所もあったかな。
主人公は記憶を操作して、擬似旅行を楽しもうとして、
元々の記憶が復活し、自分は誰なのかがわからなくなっていく。
この辺の混乱さは見ていて面白かったと思うんだけど、
この映画の未来観は他の映画でやり尽くされたネタばかり。
空を飛ぶ車、ホログラム、人型ロボット…。何処かで見たことがあるものばかり。
たまに現実世界と全く同じ風景があったりして、現実に引き戻されることが何度も。
この作品はリメイクだから仕方ないのかもしれないけど、
悪役の考えがイマイチわからない。考えが昔過ぎるし、
どう考えても、もっといい方法かあったように感じる…。
悪役の女とヒロインも全然活きてなかった。
特に悪役のほうなんて、お前はロボットかよw って思った。
ずっと裏切ると思ってみてましたけど、最後までロボットみたいな人でしたね。
リメイクだからかも知れないですが、
昔の映画をそのまんま、今の映像技術で作り直した感じ。
ストーリーは気になる点が多すぎると思います。
ただ、お盆休みが雨や曇りばっかりなので、
映画で未来旅行を楽しむのもいいのではないかなぁと思います。
新しいアイディアが欲しい映画でした。