鍵泥棒のメソッドを観てきました。
貧乏役者の桜井は自分の人生に嫌気が差し自殺を考えたが失敗し、銭湯に行く。そこで羽振りのよさそうな男が転倒し頭を強打し気絶するのを目撃。
そのどさくさに紛れて、ロッカーの鍵を自分のものとすり替え、彼になりすます事にする。がしかし、その男は伝説の殺し屋、コンドウだった。
桜井のことをコンドウだと思い込んでいるチンピラが桜井に“殺し”の依頼を頼み、大金の絡んだ危ない仕事を受けるハメになっていく。
こんな感じのお話なんですが、
記憶喪失のコンドウを演じる、香川照之さんの演技力が凄いです。
表情とか、記憶喪失でオドオドした行動、抜けた言動とか。動いてるだけで笑えるシーンが多々あります。
売れない役者を演じる、堺雅人もダメ男っぷりが面白いし、
あまり努力できないところは皆そうだと思うので共感しやすいと思う。
広末涼子が演じている、完璧で几帳面な性格の女もたまに抜けたところがあって笑えた。
登場するキャラクターが強烈で、
別に笑わせようとしているわけでもないシーンでもヘンテコで面白かった。
笑いと真面目なシーンの組み合わせが絶妙で、非常に楽しめた作品でした。
気持ちよく笑える映画だと思います。オススメです!
もう一つ、デンジャラス・ラン。
CIAの新米職員マット・ウェストンは隠れ家の管理という閑職に辟易していた。ある日、大物犯罪者が護送されてきた。
その男の名はトビン・フロスト。元CIAの超エリート諜報員にして、今は国家機密を密売する危険人物として世界中から指名手配を受けていた。
そんな時、隠れ家が武装した男たちに襲撃される。命からがらマットはフロストを連れ出すが、フロストと追っ手、そしてCIAからも目を付けられていく。
最初から中盤までは緊張感があり、
カーチェイス、銃撃戦と見せ場のシーンが続きます。
ですが、CIAの陰謀の話が入ってきたあたりで興ざめしちゃったかなぁ。
途中までは誰が黒幕なのか分からなかったんですが、
後半には誰が黒幕なのかが、わかってしまいました。
それでも、デンゼル・ワシントンの演技は見ごたえあると思います。
ストーリーはあまり気にしないほうがいいでしょう。最後のほうは、
男同士の友情作品ってことで納得できました。いっぱい人が死にますが、こういうドライな作品好きです。
ザ・タウンって映画がありましたが、そちらもオススメです。