rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『アロマ&クレイセラピー』

2013-09-08 10:00:00 | 自然療法関連書籍
前回紹介した福島麻紀子さんの本は1冊にいろんな情報が入っていて入門書としてはわかりやすかったのですが、個人的に興味を惹くのは本書です。レシピも一番最初がフットケア、水虫あたりから入っていったのはわかりやすいですし、病気の症状にも突っ込んで書かれています。クレイの使い方などは福島さんのものとさほど変わりはないのですが、クレイ湿布がちょっと違っていました。本書では水にクレイを溶かして、その中に精油を加えたものでガーゼを浸して絞って使うというもの。クレイ湿布というよりクレイ入りのアロマ温(冷)湿布って感じで、どう違うんだろうと素朴な疑問を感じます。

レシピで使われているクレイは実に4種類。グリーン、ホワイト、イエロー、レッドのみ。翻訳者の高村さんがそこにカオリン、モンモリオナイト、ガスール、ベントナイトなどを付記していました。使われている確率はやはりグリーンが一番多いようですが、意外とイエローのレシピが多かったです。日本で美容面でイエローを使おうとすると、ニキビのある人かよほど脂性肌の人でないと利用しないため、これは新鮮な驚きです。福島さんは内服にはグリーンを押していましたが、この先生はイエローを押しているのも面白いです。

精油に関しては、ラベンダー、カモミール、ローズマリー、マジョラムなどの定番のものが勿論多いのですが、日本であまり使われていないアニスやサッサフラスなどが使われていて実際どんなものだろうと思いが馳せます。また、植物油では小麦胚芽油やココナッツ油がよく利用されています。安定性の高いオイルを好んで使っているんだろうとは思いますが、小麦胚芽油は肌が敏感な人には刺激になるオイルなので、実際どうだろうって思います。

そういった意味でも斬新な情報が載っていて興味深い内容でした。クレイに関してはまだまだわからないことが多いので、今後が楽しみです。


アロマ&クレイセラピー
ロゼマリエ イプマ
フレグランスジャーナル社





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