タイムの和名はタチジャコウソウ。ツンとする刺激の強い香りが特徴です。タイムには多くの種類があるのですが、一般にタイムといえば、
タイム・ヴルガリスThymus vulugalis(ティムス・ヴルガリス)オイルです。葉の水蒸気蒸留で得られます。学名のティムスは香りを薫らすという意味だといわれていますが、一説によると魂・心・意思という意味も持つのだそうです。ヴルガリス・オイルには赤油と白油と呼ばれる精油が存在します。赤油は水蒸気蒸留の家庭で鉄分との反応により赤く着色しているもの、白油はそれを精製したものです。
ブルガリスにはたくさんのケモタイプが存在し、その中でも最もタイムらしいタイムがタイム・チモールThymus vulgarlis cv.Thymolです。含有成分のうち35~55%を占めるのがチモールというフェノールで、強い刺激的な匂いがします。その殺菌力はお墨付きで、抗菌、抗真菌、駆虫作用などに優れ、腰痛や坐骨神経痛の痛みの緩和などにも用いられています。ただし、皮膚へ侵食性があるため注意が必要です。
タイム・ゲラニオールThumus vulugalis cv.geraniolは、酢酸ゲラニルを35~40%、ゲラニオールを20~30%も含むため、ローズに似た濃厚な香りがします。タイム特有の抗菌、抗ウィルスなどの作用に加え、子宮強壮、神経強壮などの作用があり、アメリカでは尿道炎、膀胱炎などの治療にも使用されています。
タイム・ツヤノールThymus vulugalis cv.Thujanolの約半分を占める成分がt-ツヤノール、cisツヤノールで、ミントのような香りがします。強い抗菌作用を有し、特にクラミジア菌に対して有効です。肝臓の機能を高めつほか、性病イボや前立腺炎など男女の生殖器系外部のトラブルも改善します。
タイム・パラサイメンThumus vulugalis cv.para-cymeneは、pサイメンと呼ばれるフェノールが30~35%含まれ、鎮痛作用が特徴的です。リウマチや関節炎のマッサージなどに使用されています。
タイム・リナロールthymus vulugalis cv.Linanolは、タイムの中では刺激が少なく扱いやすい精油です。ラベンダーやネロリに含まれるリナロールや酢酸リナリルが大部分を占めるため、鎮痛作用や神経強壮作用などが期待できます。
ヴルガリス以外では、スパニッシュ・タイム=Thymus mastichina(ティムス・マストキナ)があります。 ユーカリの主成分1,8シネオールを50~75%も占めるため香りも強いシネオール臭がする。そのせいか風邪や気管支炎の予防に使われている。香りはユーカリに似ていて、名前はマジョラムなのに何故かタイムの仲間という変り種です。
最後にワイルド・タイムThymus selphylum(ティムス・セルピュルム)をあげましょう。最も多い成分がカルバクロールであることから、メーカーによってはタイム・カルバクロールと呼ばれていたりする。他のタイム同様、抗菌、抗真菌、抗ウィルスなどのほか駆虫作用や胃腸のケアにも用いられる。
タイムの仲間は他にもたくさんありそうです。今現在の情報はここまでです。
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タイム・ヴルガリスThymus vulugalis(ティムス・ヴルガリス)オイルです。葉の水蒸気蒸留で得られます。学名のティムスは香りを薫らすという意味だといわれていますが、一説によると魂・心・意思という意味も持つのだそうです。ヴルガリス・オイルには赤油と白油と呼ばれる精油が存在します。赤油は水蒸気蒸留の家庭で鉄分との反応により赤く着色しているもの、白油はそれを精製したものです。
ブルガリスにはたくさんのケモタイプが存在し、その中でも最もタイムらしいタイムがタイム・チモールThymus vulgarlis cv.Thymolです。含有成分のうち35~55%を占めるのがチモールというフェノールで、強い刺激的な匂いがします。その殺菌力はお墨付きで、抗菌、抗真菌、駆虫作用などに優れ、腰痛や坐骨神経痛の痛みの緩和などにも用いられています。ただし、皮膚へ侵食性があるため注意が必要です。
タイム・ゲラニオールThumus vulugalis cv.geraniolは、酢酸ゲラニルを35~40%、ゲラニオールを20~30%も含むため、ローズに似た濃厚な香りがします。タイム特有の抗菌、抗ウィルスなどの作用に加え、子宮強壮、神経強壮などの作用があり、アメリカでは尿道炎、膀胱炎などの治療にも使用されています。
タイム・ツヤノールThymus vulugalis cv.Thujanolの約半分を占める成分がt-ツヤノール、cisツヤノールで、ミントのような香りがします。強い抗菌作用を有し、特にクラミジア菌に対して有効です。肝臓の機能を高めつほか、性病イボや前立腺炎など男女の生殖器系外部のトラブルも改善します。
タイム・パラサイメンThumus vulugalis cv.para-cymeneは、pサイメンと呼ばれるフェノールが30~35%含まれ、鎮痛作用が特徴的です。リウマチや関節炎のマッサージなどに使用されています。
タイム・リナロールthymus vulugalis cv.Linanolは、タイムの中では刺激が少なく扱いやすい精油です。ラベンダーやネロリに含まれるリナロールや酢酸リナリルが大部分を占めるため、鎮痛作用や神経強壮作用などが期待できます。
ヴルガリス以外では、スパニッシュ・タイム=Thymus mastichina(ティムス・マストキナ)があります。 ユーカリの主成分1,8シネオールを50~75%も占めるため香りも強いシネオール臭がする。そのせいか風邪や気管支炎の予防に使われている。香りはユーカリに似ていて、名前はマジョラムなのに何故かタイムの仲間という変り種です。
最後にワイルド・タイムThymus selphylum(ティムス・セルピュルム)をあげましょう。最も多い成分がカルバクロールであることから、メーカーによってはタイム・カルバクロールと呼ばれていたりする。他のタイム同様、抗菌、抗真菌、抗ウィルスなどのほか駆虫作用や胃腸のケアにも用いられる。
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