『乳液があなたをブスにする』

本を出版するばあい、人気作家とかその筋で名の知れた著名人はおおかた著者の意向が反映されると思いますが、著者が無名もしくは新人だったばあい編集者や出版社の意向が大きく反映されるので1冊本を読んだだけではその著者をむやみに評価できないものがあります。本書は内容はいいのだけど、少々品格に欠く印象を受けました。

書かれている内容はかなり納得できるものでした。私は前々から泡の出る商品に対して懐疑的でした。洗顔、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー、いずれも泡が豊富に出る商品ほど洗浄力が鈍くてなにか良くないものが入っているような印象を持っていました。本書を読んで、やっぱりそうか！と改めて痛感。

ほかにも乳液は不安定なので防腐剤や添加物がたくさん使われている。ローションや美容液がトロっとしているのがいいと思うのは大間違い、特に美容液は成分の濃度が重要。夜にこってりしたクリームを塗るよりも朝のほうがベター。などなど、日ごろそうじゃないかな？と思っていたことが書かれていたのですっきりした感じです。

情報を発信んする人は他者に与える印象って重要だなと改めて思わされました。私も手作りコスメなどで、こういった内容を教えたりしてますが、自分自身が美しくないので説得力に欠けるなと常々思っていました。もっときれいでセンスのいい人が講義したほうが聞いている人が納得するのでしょうね。本書も書かれている内容は悪くないのだけど、文章がブスだったのが何とも残念です。

なんて人の事をあれこれ言ってないで自分ももう少し努力しないといけませんね。

	乳液があなたを、ブスにする。
	岡江 美希
	総合法令出版

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