ゴミ漁りがひどくなり、対策として、漁りそうな場所に重しを置いて漁れなくしたことは既述の通りである。野良猫対策の話ではない。完全室内飼いのウチの二匹のお嬢様のことである。それでゴミ漁りはなくなったが、心配事が残った。2ニャン(三毛猫とサビ猫)のうちの三毛に吐き癖があり、やせていることである。ゴハンを増やそうにも吐き癖があって、あればあるだけ食べて、で吐く。だから、ゴハンを3回に分けて一回分を少量にした。
だが、なかなか太らない。愛猫家の知人から甲状腺に異常があるとゴハンを食べてもやせるという話を聞き、ますます心配になった。とりあえず、ゴハンを4回に分けて一回分をさらに少量にしようかとも考えた。
だが、もしかしたら、量が少ないのでがつがつして、それで吐くのはあるいか。そこで、発想を転換して、一日3回はそのままに、思い切って量をがつんと増やした。それで余計に吐くようになったらすぐ戻すこととして、試すだけ試してみよう。
すると、がつがつが減って、あまり吐かなくなった。ゴハンを増やしたら増やしただけ食べてしまうと思っていたが、それにも限度があったらしい。容器に何粒か残すようになった(信じられない光景である)。そして、ふっくらしてきた!大成功である。
猫が太れば太ったで今度は成猫病(糖尿病とか)の心配が出てくる。これまで量を増やさなかったのはその心配があったからでもある。だが、彼女らは人間の歳に例えると後記高齢者になった辺りである。だいたい、成人病にしても成猫病にしても若い頃の生活習慣が原因となるのであり、この歳でメタボになったからと言ってそれで成人(猫)病になることはないだろう。トイレの方も快調である。
というわけで、現在の猫との暮らしは、まったくもって平穏で言うことはない。この平穏なルーティーンの生活が日一日と続くことを願うワタクシである。
三毛の得意なポーズがこれである。
私は「お岩のポーズ」と呼んでいる。