昔むかしの絵

西洋美術も日本美術も違った魅力があって、どちらも好きな私。

墨の種類と濃淡だけで世界を描き切る水墨画は絵画の中では特に好きで、長谷川等伯の“松林図屏風”を、一度この目で見るのが夢～っ♪。

水墨画ではありませんが、尾形光琳の“紅白梅図屏風”も大好きですっ！。
写実的に描かれた紅白の梅の木と、間を流れる水のデザイン化された意匠、背景の金地と黒の絶妙な取り合わせ。
本当に素晴らしいものを目にすると、溜め息しか出ません(*^_^*)。
だからこそ、国宝なのでしょうねぇ～。

所蔵する美術館には何度も行ったことがあるにも関わらず、この作品だけは「毎年２月展示」の壁に阻まれて、未だに現物にお会いした事がありませんっ（涙）。

ちっとも関連はありませんが大昔、学園祭へのサークル出展品に日本画っぽいものを描いてみようとチャレンジしたのがこれ↑。
“龍虎図”のような感じで、とりあえず自分が見たことのなかった“龍・西洋龍図”を描いてみたいなぁ～と漠然と思い立ち、曽我直庵の“龍図”の龍をモデルにして左側に自作翼龍を持ってきてみました。

墨と透明水彩で色付けをしたのですが、当日までに仕上がらず展示教室で翼龍をぺたぺた塗っていた覚えが……（苦笑）。

現物はその場で貰われて行ってしまい、手元には慌てて撮った写真だけが残されました(^_^;)。