高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その15)

2013年05月26日 | 老後と住まい
認知症について、2級テキストでは「2025年に323万人に増加すると推計されている」とされています。このテキストは2011年1月が第一刷ですが、実は2012年8月24日に厚生労働省から発表された認知症患者数の推計は、2012年時点で既に305万人、2025年では470万人となっています。予想をはるかに上回るスピードで認知症を患う人が増えています。認知症の原因は100以上あるそうですがその中でアルツハイマー型認知症が半分以上占めています。アルツハイマー型は脳の神経細胞が死滅し、脳に萎縮がみられるようですがその原因はまだよくわかっていません。アルツハイマー型認知症は進行性の病気で、個人差はありますが発症から3~5年は軽度、5~8年には中等度や高度に進行するようです。
先日参加したある市民セミナーで、アルツハイマー型認知症は進行を遅らせるため薬物治療をするが、これまでは1種類しかなかった治療薬が4種類に増えたそうです。治療のさらなる進化を期待したいものです。
投稿者のホームページもご覧ください(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com/ )

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その14)

2013年05月25日 | 老後と住まい
これも2級テキストから。歳をとって感じることは、介護されることになったらどうしようということです。介護されないようにするためには介護される原因を知ればよいかもしれません。介護される原因となるのは多いものから順番に脳血管疾患(23%)、認知症(14%)、高齢による衰弱(14%)、関節疾患(12%)、骨折・転倒(9%)などとなっています。テキストによれば、これらの疾患の多くは、不適切な生活習慣の積み重ね、歳をとることによる体の機能の衰えなどによって引き起こされ、深く静かに潜行して発病するとされています。投稿者には身に覚えがありますが時すでに遅しの感です。
試験の点では、脳血管障害には脳の血管が破れる「くも膜下出血」と「脳出血」、脳の血管が詰まる「脳梗塞」の3種類に分けられ、最も多いのが脳梗塞で全体の70~80%を占めています。
投稿者のホームページもご覧ください(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com/ )

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その13)

2013年05月24日 | 老後と住まい
年寄りは自己中心的で、硬直的で、疑り深い、愚痴っぽいなどと言われることがあります。これは、高齢者では連想反応が主観的、自己中心的、情緒的、願望的な傾向があり、また、複雑な問題に対する注意力や自分を抑えることが難しくなるためだといわれています。このブログを読んで頂いている方が若い方であれば、しょうがないなと思っていただければと思います。もし、投稿者と同じような年代であれば注意しましょう。
年寄りの心理について、アメリカでは「頑固、短気、威張り散らかす、不平不満を言う」、ドイツでは「消極的で引っ込み思案である」と言われているそうです。テキストでは高齢者の心理は多彩であると評されていますが、投稿者は、歳とともに考え方や注意力が変わってくるのは万国共通だなという印象です。
投稿者のホームページもご覧ください(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com/ )

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その12)

2013年05月23日 | 老後と住まい
歳をとると、物忘れをすることが多くなります。投稿者も恐ろしいほどです。2級テキストには「健忘状態」と「老年期の認知症」の見定め方が載っています。例えば、「新しい記憶が苦手、物忘れ」については、健忘状態でも認知症でもあります。ところが「もの忘れの状態」については健忘状態では部分的ですが認知症ではすべてを忘れるようですし、「注意により訂正が可能か」という点では健忘状態では可能ですが、認知症では不可能です。
歳をとれば固有名詞を中心に記憶力が低下しますが、それを自覚してメモをとったり、別の具体的な内容で言い換えたりすることができるので生活にはあまり支障が出ません。無用な心配はする必要がないと思います。
投稿者のホームページもご覧ください(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com/ )

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その11)

2013年05月22日 | 老後と住まい
2級試験で出題される可能性がある「知能」。知能には2つあるそうです。「流動性知能」と「結晶性知能」です。流動性知能は、変化する課題や新しい環境に適応する能力で、先天的に与えられた素質だそうです。20歳代にピークがあり、それ以降は徐々に低下するようです。もう一つの結晶性知能は学習や経験によって蓄積された知識の積み重ねによって育まれ、賢さ、知恵の源となる能力で、60歳ごろまで上昇しそれを生涯維持する人もいるようです。
要するに、若い者には流動性知能では負けるが、高齢者は結晶性知能では勝てるということですかね。ですから若い者と勝負するときは土俵を間違えないようにしましょう。
投稿者のホームページもご覧ください(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com/ )