廊下のむし探検 第30弾
5月25日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。

まずはアカマダラカゲロウ♂です。翅が濁っているので、亜成虫ですね。

これは成虫への脱皮の途中で苦労していました。

次はツツジグンバイ。家の近くの公園でよく見つけました。これまでの記録を見ると、5月終わりから8月にかけてと10月から11月にかけて見ていました。

次はズグロオニグモ。マンションの廊下での常連さんのクモです。


羽アリ2匹です。以前、羽アリの翅脈を調べたことがありました。その時の論文を見ると、これはIVeタイプということになり、ヤマアリ亜科とフタフシアリ亜科に多い翅脈だそうです。過去の写真と比べると、これはクロオオアリの♂有翅アリみたいです。

ちょっと変わったユスリカだなぁと思って撮ったのですが、「日本のユスリカ」の図版では見つかりませんでした。

ハナバチは翅脈が分からないとちょっと手が出せません。

このハチも翅脈がよく分かりません。たぶん、ヒメバチ科?


このハエも。うーむ。

こちらは翅脈がよく分かります。CuA+CuP脈が翅縁まで届いている感じなので、イエバエではなくてハナバエかな。

このカスミカメ、これまでに何度も見ています。以前はヒメヨモギカスミカメだと思っていたのですが、後腿節に斑点がないのでどうやら違うようです。そうなると何だか分かりません。


特徴的なアブです。たぶん、アリノスアブの仲間 Microdonだと思われます。「日本昆虫目録第8巻」を見ると、日本産Microdonは3亜属10種。そのうち、本州ではアリノスアブのほか、ケンラン、キン、コマチ、セグロ、トゲの全部で6種が記録されているようです。ここから先が分かりませんね。

最後はやはりハナバチの仲間。こんな姿しか撮れてないのでよく分かりません。この頃はハナバチの仲間をよく見かけます。
雑談)この頃はマンションの管理組合の仕事で毎日毎日が鬼のように忙しいです。今は虫を調べるのがわずかな息抜きの時間になっています。といっても、顕微鏡で調べたりする時間はとてもありません。以前は虫の論文をよく読んでいたのですが、今は区分所有法を読んだり、標準管理規約を読んだり・・・。でも、読んでいるとそれなりに面白いのですが・・・。