廊下のむし探検 第39弾
6月21日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。
最初はアカマダラカゲロウ♀で、たった今、脱皮したばかりです。
その次はクリイロチャタテだと思われる個体です。
そして、アシナガグモの仲間です。この仲間は大きな上顎で見分けていくので、この写真で区別はつきません。「日本産クモ類」によると、アシナガグモ属 Tetragnathaの日本産は21種、そのうち本州産11種。やはり採集しないと駄目でしょうね。でも、クモは苦手。
これはサビヒョウタンナガカメムシではないかと思います。
これは以前も絵合わせでスカシチャタテとしたのですが、今回もそれ以上の手掛かりはなしです。「日本昆虫目録第4巻」によると、スカシチャタテ科にはスカシチャタテ Hemipsocus chloroticus一種だけです。従って、科の検索をすればよいのですが・・・。以前作った「手作り図鑑」を見ると、跗節が2節、後小室がM脈と横脈と結合、爪に歯があるという3つの条件で確かめられるのですが、この写真では跗節が2節くらいしか分かりません。
これはヨコバイの仲間です。「絵解きで調べる昆虫」に載っている「同翅類とヨコバイ科の絵解き検索」をちらっと見たのですが、やはり採集しないと分かりそうにありません。
これはコカマキリの幼虫かな。
そして、ズグロオニグモ。
最後はまたヨコバイです。「九州で見られるウンカ・ヨコバイ・キジラミ類図鑑」を見ると、何となくMacrosteles属かなと思ったのですが、それほど根拠はありません。
雑談)マンションの管理組合の役員になってから、ほとんど毎日のように仕事があり、なかなか虫に集中することができません。マンションも30年近くなると、いろいろと問題が多くて、どうしたらよいかと考えていると、ほとんど一日中つぶれてしまいます。それで、虫の名前調べは今や息抜きの一つになっています。いつもだったら、廊下を歩いて見つけた虫を1回か2回でブログに出してしまうのですが、今は3回くらいに分けて出しています。本当は捕まえて検索をしたいのですが、なかなか気持ちに余裕がなくって・・・。