R.Life

The fishing is life itself !

2023.10 大同心単独登攀

2023-11-11 10:36:00 | Mountain

キリッとした冬の空気の八ヶ岳が訪れた
山頂付近は霧氷で白く凍りつき見るからに寒そうだ。今回は凍てつく大同心雲稜ルートを単独登攀にて挑戦しました。


前日の午後に赤岳鉱泉まで上がりのんびりと小屋泊を楽しみます。北海道ど定番の自分土産とホットコーヒーで至福な時を過ごす


夕食はお馴染みの美味い肉を堪能しながら同じテーブルの方々と山の話で盛り上がり楽しいひと時を過ごしました


翌朝はこの上ない青空が広がる
今期一番の冷え込みの-6℃
まだ寒さに慣れていない体には肌を刺すような刺激の寒さです


凍てつく岩を防寒グローブを着けて登攀
します。ごわつく手は直ぐに握力が奪われてしまうためいつも以上に集中して登った




最終ピッチの大同心の頭
岩の霧氷に足を滑らせヒヤヒヤした箇所もありましたが落ちずに無事完登しました。


天気もいい事なので横岳山頂までお散歩することに。山頂から望む硫黄岳方面、霧氷はすっかり溶けてしまい夏山のようですね


赤岳方面はいつ見ても絶景です


富士山もお目見え


北アルプスの山々は雪を纏いもう冬山です


登攀した大同心が張り出して見えます。
数年前まではここから大同心の絶壁を登るクライマー達を見て強く感銘を受けていました。


「自分には越えられるのか」と心の中で問いかけていた。きっとその時の自分に満足出来ていなかったのかもしれない。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -TC PRO-



2023.10 憧れの魚

2023-11-09 07:54:00 | Trout

憧れの魚を求めて日本最大のカルデラ湖
屈斜路湖に訪れた


時は10月半ば、ほんのり色づく紅葉と高く澄んだ蒼い空が湖面に写りとても清々しく秋の香りが一段と濃くなってまいりました


沢を遡上する秋色に染めた魚
秋になるとその魚は繁殖期を迎える
湖に流れ込む小さな沢を遡上し産卵するため浅瀬のインレットに群れとなり集まります


鮮やかな色に染めた魚群は水辺を彩り
その魚は群を抜いて美しく多くのアングラーを魅了する。それがベニザケの陸封型の個体ヒメマスである


特に雄の魚体は鼻が尖り背中の部分が張り出し体高が太くより鮮やかで美しくそして勇ましい姿となる
釣り人達はこの背中の張り出しをセッパリと呼び、より大きなセッパリの魚を手にすることで嬉しさが増します。恐らく鱒界でもセッパリが大きい雄ほど強い証でハンサムなのかもしれない





一方で雌はスマートな魚体で優しそうな表情をして愛おしく感じる


澄み切った湖に立ちこみ足元には美しいヒメマス達が優雅に泳ぐ周囲には最高なロケーションが広がり秋の香りが流れる、そして飽きない程度に釣れてくれる。アングラーにとっては天国のような場所です






仕事の事は一切忘れて好きな事を没頭する
美しい魚を目の前にして綺麗と思う感情
あの魚を釣りたいという単純な欲
美しい自然の中に居るだけで満たされる気持ち


忙しい毎日の仕事で余裕がなくなってしまわないように、釣りや登山、大好きな自然と触れ合いリフレッシュをしながら、目の前のことに一生懸命に向き合う。それが僕の生き方。

あっそうだった...
この旅は仕事で来てる事忘れてた...
また明日から仕事頑張れるぞ。


おしまい

camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO


2023.10 湿原のカムイ

2023-11-07 12:00:00 | Trout

この広大大地で釣りをすることで
いのちを感じ自然の豊かさを五感で感じ愉しみ
平凡な毎日さえも素晴らしく感じる
なぜなんだろう...
きっと釣りが自分の人生を豊かにさせてくれている、そうに違いない。


とてもよく晴れた日の夕方
河幅3メートル程の小規模の湿原河川
水深はそこそこあり底が見えないほどだった
岸際は草木が生い茂りいい感じのカバーが続く
魚影は全く確認出来なかったがダウンでミノーをカバーへと送り込み仕留めた一尾



66センチのアメマス
素晴らしすぎる魚体に惚れ惚れします



広い空が茜色に染まった日没間近
小さな流れこみの合流点で急流になった深み
両際から木の枝が張り出し、たとえ魚を掛けても一筋縄ではいかないような場所からの奇跡の一尾
こちらもダウンで仕留めた幻の魚イトウです
70センチでは大型とは言えませんが心に深く刻まれた思い出深い魚となりました。


この素晴らしい魚を自分のもとへ連れて来てくれたお気に入りのミノー、BLINK60
いい仕事をしてくれます。



威風堂々としたその姿はまさに
湿原のカムイのようだった


今年は熊の出没が多いようで
今回は3度も出会いました
熊鈴は勿論、爆竹や熊スプレーにサバイバルナイフは必須です



こちらは山岳地帯で出会えた
陸封型のワイルドなアメマス
ライトタックルでの攻防戦はひと苦労でした


なんとも悪そうな面構えで
かっこいいの一言に尽きます



次回は道東方面に向かいます。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO







2023.10 北の大地へ

2023-11-05 18:36:00 | Trout

トラウトパラダイスの北海道へ行ってきました。
過去に一年程の滞在歴があるためある程度の地理感はありますが
久しぶりの再来に心が躍ります。


そして今回北の大地で出会ったワイルドな鱒や動物達、目と心に映った美しい風景などをお届けします。

主に道北地方を拠点におき、先ずは手始めに林道沿いを流れる小渓流に入ってみた


尺上のエゾイワナ
北海道ではこのサイズでは満足できないサイズです


小さなニジマスは飽きるほど釣れます



オショロコマにも出会いました


控えめな朱点と
白縁にオレンジ色の鮮やかな鰭がたまりません



陽が傾きかけた湿原河川の支流
イトウを求めて入ったが違う魚が釣れてしまった


真っ赤に染めた厳つい桜鱒
鬼の形相で睨まれました
すぐさまリリースして深みへと帰っていった


大きな空と野趣溢れる魚に壮大な風景
桁違いなスケールでいつ来ても感動を与えてくれます


上空を旋回するオオワシ
翼を広げると2メートルはありそうです


どこまでも続く一直線


ソフトクリーム屋さんに居た可愛いブタさん


宗谷湾と稚内市街地
その向こうに聳える利尻富士




釣り人は好んで入らないような河川
紅頬が美しい40upのニジマス
流石北海道のポテンシャルが違います




北の旅、まだまだ続きます。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO









2023.9 瑞牆クライミング

2023-09-28 11:45:00 | Mountain

朝焼けに燃える山


花崗岩で構成されて尖峰がいくつも連なり聳り立った奇岩の山瑞牆山」


十一面末端壁にあるクラックマルチルート
「調和の幻想」というルートに挑戦した


計5ピッチ150mの登攀で多種多様なクラックが連続して続き、ジャミング方法、カムの適切な設置、ルートファインディングなどの総合力を求められる刺激的で勉強になる良いルートでした。



2ピッチ目から全ピッチのリードを自分が受持ち完登したが結果反省点だらけで、ルートミスによってピッチを繋いでしまい屈曲したロープがとんでもない重さとなったり、高価なカムを奥に刺しすぎて回収不可となるトラブルでポンコツ振りを発揮してしまった。
しかし得たものも沢山あった
何よりもクラッククライミングの奥深さに魅了された。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -TC PRO-