R.Life

The fishing is life itself !

2018.8.25 条件整う

2018-08-26 20:41:55 | Trout


前回の釣行で鹿留に訪れた時に
澄みきった流れに沈む大きな岩陰に
一際大きな魚影を2匹確認していた
....いずれ釣ってみたい
そう頭の片隅で願っていた
大きな魚こそ様々な条件が揃わないと
なかなか喰ってはくれない...
そう釣り人は口を揃えて言う
自分もその一人だ

木曜の夕方から金曜の明け方まで
都留市に大雨が降り
渇水の鹿留川を一気に増水にさせた
それに伴い濁りもはいった
一転して翌日の天気は晴れ
...減水からの増水
...澄んだ水からの濁り
...土曜日まで林道の通行止め
関係あるか分からないが大潮で満月
揃いに揃った三拍子
これらが落ち着いた頃
奴らは動く...
迷いもなく前日に車を走らせた
都留市に今年オープンした
「より道の湯」で一泊する事にした

翌日
林道を管理する林務局に開通の見通しを確認
林道パトロール後の正午頃に開通予定との事
暫し時間があるため桂川に入ってみた

増水した荒瀬から
プルっと小さなあたり
しっかり口に掛かった鮎だった



荒瀬の沈み瀬際をダウンクロスで通すと
激しいあたりが手元に伝わった
押しの強い流れと魚の引きが同調して
竿が折れんばかりとしなり
お互いの攻防が続いた末
ネットに収まった34cmの本流イワナ

源流ロッドとはいえ
バットのパワーで相手をいなす釣竿
恐るべしパラゴン



本流を離れ正午前にゲートに向かった
閉ざされたゲートを前に次々と車が引返す中
正月の初売りのデパートの煌びやかな扉の前で
開店を今か今かと待つ人のように
首を長くして一人待っていた

丁度正午頃に林道のパトロールを終えた
林務局の方が降りてきた
待ちに待った一言「お待たせしました」
と同時にゲートが開かれた

約2日間の通行止めに釣り人も少なく
魚達は人的プレッシャーも無く
条件の整った渓で
大物が動くに違いないと胸踊らせた
目的の場所に車を停め入渓
そこには思惑通りの渓流があった
後は慎重に隅々とあの二匹を探し出すのみ



写真の場所とは違うがポイントに到着
少し離れた場所からミノーを反転流の効いた
岩陰に送り込み大きくトゥイッチ
3度目程だろうか笹濁りの岩陰から
黒く大きな魚体がミノーに襲いかかった

思わず発した「出た」の言葉が渓に響きます
しっかりフッキングも決まった
後は慎重にやり取りを楽しみます
やっと会えた36cmのイワナ

再会に感謝しリリース



残りは一匹
そこから更に登った所にポイントはあります
途中の子場所も丁寧にミノーを流します
いつもなら気にならない
青々と茂らせた木の枝が覆い被さる
小さな小さな溜まりを何気に通すと
先程よりも重量感のある引きで竿が弧を描いた

二匹目は移動したのか
不意の再会に驚いた
それにしても野生感が漂う格好の良い
37cmの三口岩魚
暫し見惚れるほどだ





これで目的の大物二匹を
ネットに収めることができ満足していた





以前二匹目を確認したポイントに着いた
まさかとは思うが丁寧に探った

泡の中からギラリと光る物体に
またしても発してしまった
「また出た」が響きます
ガッツリとミノーを咥えた
36cmのヤマメが出てきた
もしかすると以前このヤマメを見たのか
よく分からないが嬉しい誤算だ







魚達の活性は良く
特に25cm以上の良型が良く反応する

更に釣り上がり
雰囲気のある場所で

35cmのイワナ

睨みつけているようだ



日も暮れ始め
渓は暗くなりはじめた
最後の場所と決め
ダウンでミノーをゆっくり送り込んだ
少し離れた岩陰から大きな魚体が
ゆっくりミノーの後を追い
手前の岩陰に身を寄せたのが確認できた
息を整えベールをかえした
奥の方から流れに乗せてボトムの岩陰に送り込みミノーが岩陰に入り見えなくなった瞬間
薄暗く静まり返った森の中をドラグ音が響いた

激しく抵抗をする岩魚に自分から身を寄せ
無事ランディング
ネットの中で曲がりくねった魚体に
ネットが小さく見えた
またしても現れた大イワナに動揺した

38cmの大イワナ

悠然と泳ぎ深場へと消えていった

今回の釣行で6尾の尺上の鱒達と出会い
驚異の釣果を叩き出した
釣れない日もあればよく釣れる日もある
自然相手を愉しむのは奥が深く
計り知れない魅力がある

山神様に立寄り御礼を伝え
鹿留を後にした。

此れこそが奥深き渓流釣りの世界である。

40upも夢ではないかもしれない...
そう思わさせる釣行となった。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
Max Power8 S-spec
Lure : SOULS BALLAD R II S5
SOULS BE-FLAT 55S
Landing net : mouwood




2018.8.19 秋近し

2018-08-20 12:56:29 | Trout


野呂川上流での釣りを終え
奈良田駐車場まで戻り
今夜はゆっくりと
移動式ホテルにて一夜を明かす





柔らかなランプが灯る車内で
今日おきたドラマのクライマックスの
余韻に浸り眠りについた



夜明け頃
シュラフから出た上半身が凍え目が覚めた
今朝も冷え込んだ

今日は南アルプスを流れる早川の支流
内河内川上流に入渓してみた

この川は高低差があり
巨石との間を縫って流れ落ちる小滝が
山岳渓流を物語る

小滝の溜まりには綺麗なアマゴが棲んでいた



甘酸っぱい木苺につい釣りを忘れた

金粉を散りばめたようなアマゴが釣れた



大分登ってきた
上からの眺め







3時間ほど釣り上がり納竿にした。
魚影はそこそこあるが
直ぐに自分の気配を感じ取られ
プレッシャーを与えてしまい
岩陰に身を隠しての釣りで釣果に繋がった



所々では秋の気配を感じた。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
Max Power8 S-spec
Lure : ZANMAI Solist50MDII FS
SOULS BALLAD R II S5 . BE-FLAT 55S
Landing net : mouwood



2018.8.18 ヤマトイワナを求めて

2018-08-20 07:29:29 | Trout


県道南アルプス公園線をにひた登り
奈良田駐車場に到着
この先はマイカー規制のため山岳バスにて移動
AM5:30始発のバスに乗り広河原を目指します
さらに広河原から乗継ぎ15分ほど揺られ
目的地の野呂川出合いに到着

朝の気温は標高800mの駐車場で13度で
1500mの広河原では白い息が出る寒さだった
全く8月とは思わせない気候だ

相変わらず谷が深く入渓するのが困難だが
樹々の隙間から覗かせる美しい渓流に
自然と足取りが軽くなり辛ささえも忘れる

谷底に降り準備を済ませ
ヤマトイワナを追い求め釣りを謳歌する

冷たく澄んだ水の中から誘い出したのは
朱点が綺麗なニッコウイワナだった
ヤマトではないが嬉しい一尾だ















日が昇りポカポカの陽射しと
深谷の渓流を走る風が冷たく心地よい



なかなかヤマトイワナは姿を見せてくれない









ブルーバックなイワナ



最終16:10のバスにあわせて
この堰堤が最後のポイントになった
祈る思いでミノーを反転流に送り込む
チェイスはあるがなかなか口を使ってくれない

漸くミノーを咥えてくれたのは
やはりニッコウイワナだった
次はボトム付近を根魚を狙うように誘うと
今までとは違う強い引きで
パラゴンが弧を描いた

清冽な水の中から躍り出たのは
今回追い求めていたヤマトイワナだった

暫し見惚れるほどの
29cmの野生的なヤマトイワナ
感無量だ



此れからもこの川で育み続けてほしい



これから先はまた今度の楽しみにとっておこう

日本第二の高峰である北岳がすぐそこに望む



心を奪われる美渓魚と
山岳景観がここにあります。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
Max Power8 S-spec
Lure : ZANMAI Solist50MDII FS
SOULS BALLAD R II S5 . BE-FLAT 55S
Landing net : mouwood






2018.8.15 あー夏休み

2018-08-16 20:50:01 | coffee


ギュッと予定が詰め込まれた圧縮夏休み
短い時間でしたが
たくさん遊び、たくさん話し、たくさん笑い
家族との時間を有意義に過ごせた















充電完了。


camera
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO