シーズン初となるアイスクライミングは単独で
八ヶ岳の裏同心ルンゼという氷瀑に行ってきました。
今年の八ヶ岳の積雪量は12月とは思えないほどの雪深さで、F4のナメ滝の殆どは雪の中に埋もれていた
徐々に雪深さを増し標高約2500mともなると
別世界が広がる、気温はマイナス15度
谷間は風が無い分体感はさほど寒さを感じない
寧ろ行動中はこの寒さが快適に感じるのである
15分ほど身体を止めるとあり得ない寒さが襲って来ますが...
今日は生憎の空模様となった
週末クリスマスと寒波襲来が重なり
八ヶ岳の氷瀑はクライマー達で賑わいを見せていた
最初の氷瀑であるF1に到着
先行パーティが登攀中でした
ここはロープを出さずにフリーで越える
続いてF2の三段氷瀑
氷の状態は良く、粘り気のある氷でアックスが程よく刺さり安心して体重を掛けられる
昨季の固く脆い氷とはまるで別物のように感じた
時期的な問題なのであろうか?
F3もスムーズに登り振り返ると
下界の街が少し顔を見せてくれた
晴れていればさぞかし美しい事でしょう
しばし雪面に座り込み冬の八ヶ岳を眺めた
F4は雪の中
F5最後の登攀
この裏同心での核心部でしょうか
ロープを出して登攀します
両サイドのラインは斜度も程良く
自分の技量には丁度良い練習場であった
登り返しは真ん中辺りの垂直部で練習を積んだ
後は雪稜を越え大同心基部まで上り詰めると
裏同心ルンゼは完登である
最後の急登はやけにしんどく感じた
朝の車内でのサンドイッチを最後にその後何も食べてなかった為完全にエネルギー不足となっていた
息をあげ、お腹を鳴らしながら大同心基部へと無事に到着、樹林帯を抜けた尾根上は強風が吹き付けて全てを凍りつくしていた
白い大同心を見上げて赤岳鉱泉を経由して無事に下山しました。
年末年始にも寒波襲来の予報
今年の冬将軍はいったい何回襲撃するのであろうか?このままだと谷が雪で埋もれてしまいそうだ。
赤岳鉱泉で飲んだキンキンに冷えたコーラが
何より最高に美味かった。
HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -NEPAL CUBE GTX-
CRAMPON
PETZL -DART-
ICE AX
PETZL -NOMIC-