R.Life

The fishing is life itself !

2022.12.25 アイスクライミング

2022-12-28 07:33:00 | Mountain

シーズン初となるアイスクライミングは単独で
八ヶ岳の裏同心ルンゼという氷瀑に行ってきました。


今年の八ヶ岳の積雪量は12月とは思えないほどの雪深さで、F4のナメ滝の殆どは雪の中に埋もれていた

徐々に雪深さを増し標高約2500mともなると
別世界が広がる、気温はマイナス15度
谷間は風が無い分体感はさほど寒さを感じない
寧ろ行動中はこの寒さが快適に感じるのである
15分ほど身体を止めるとあり得ない寒さが襲って来ますが...


今日は生憎の空模様となった
週末クリスマスと寒波襲来が重なり
八ヶ岳の氷瀑はクライマー達で賑わいを見せていた
最初の氷瀑であるF1に到着
先行パーティが登攀中でした
ここはロープを出さずにフリーで越える


続いてF2の三段氷瀑
氷の状態は良く、粘り気のある氷でアックスが程よく刺さり安心して体重を掛けられる
昨季の固く脆い氷とはまるで別物のように感じた
時期的な問題なのであろうか?


F3もスムーズに登り振り返ると
下界の街が少し顔を見せてくれた
晴れていればさぞかし美しい事でしょう
しばし雪面に座り込み冬の八ヶ岳を眺めた


F4は雪の中
F5最後の登攀
この裏同心での核心部でしょうか
ロープを出して登攀します


両サイドのラインは斜度も程良く
自分の技量には丁度良い練習場であった
登り返しは真ん中辺りの垂直部で練習を積んだ


後は雪稜を越え大同心基部まで上り詰めると
裏同心ルンゼは完登である



最後の急登はやけにしんどく感じた
朝の車内でのサンドイッチを最後にその後何も食べてなかった為完全にエネルギー不足となっていた
息をあげ、お腹を鳴らしながら大同心基部へと無事に到着、樹林帯を抜けた尾根上は強風が吹き付けて全てを凍りつくしていた
白い大同心を見上げて赤岳鉱泉を経由して無事に下山しました。



年末年始にも寒波襲来の予報
今年の冬将軍はいったい何回襲撃するのであろうか?このままだと谷が雪で埋もれてしまいそうだ。

赤岳鉱泉で飲んだキンキンに冷えたコーラが
何より最高に美味かった。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -NEPAL CUBE GTX-
CRAMPON
PETZL -DART-
ICE AX
PETZL -NOMIC-




2022.12.18 Aladdin

2022-12-20 07:06:00 | グルメ

本格的な冬の到来
福岡も真冬並みの寒さで
今朝は薄らと雪景色が広がった


そんな寒い日は
ストーブでぬくぬくまったりと一日を愉しむ


小腹が空いたのでストーブの上で
煮りんごを作りました



アツアツなシナモン香る甘い煮りんごは
寒い季節にはもってこいのおやつです
少し焦げたくらいが好みかな



夕食は蒸し器で蒸し野菜


たまに蓋を開けて爪楊枝でツンツン
待つこと一時間
野菜のせいろ蒸しの完成


ドレッシングはお好みで
あれこれ試すのも愉しい時間
個人的には胡麻ドレッシングがお気に入り


ちょっとせいろに詰め込んだ感満載ですが
簡単、安い、旨いの三拍子揃った野菜のせいろ蒸し
お財布もお腹も大満足となりました。


1960年代の古いアラジンストーブ
ブルーの炎に癒されながら温もりを届けてくれる
素敵なストーブ
これからの冬をもっと愉しくさせてくれそうだ。

バイクとストーブは同年代のものだね。

camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO






2022.11.27 冬来たる

2022-12-01 17:53:00 | Mountain

都会の並木道に黄葉が舞う晩秋の頃
標高の高い山では厳しい冬の訪れで
八ヶ岳は雪化粧した美しい冬の姿となっていた


根雪となる真っ白な新雪に新しい軌跡を残し
八ヶ岳中山尾根を単独登攀して来ました
写真中央付近のラインをピークに向けて登攀


1ピッチ目を登り返す頃
風は肌を刺すように冷たいが
次第に日の光が届き始め
一面の青空に向かってのクライミングは爽快でした




ホッとひと息を入れて振り返ると
白く聳える阿弥陀岳が美しかった
今日は晴天の週末なのに登山者は少なく何処のバリエーションルートも静かでした


中山尾根終了点から望む雪を纏った赤岳
ソロクライミングの宿命である登り返しで疲れきった心身に最高のご褒美となった


行者小屋に新しく導入したテントを張りました
必然的に重たくなる冬装備のザックを少しでも軽くしようという怠けな考えで導入しました


軽い分耐久性はあまり期待はしていないが
設営は早く容易で居住性も安心感がありそこそこ広くストレスを感じなかった、ただひとつシングルウォールテントの付き物である結露は半端なかった。
下の写真は一夜を明かし撤収時にテント内に凍った結露を集めてみました
一人前のかき氷位はありそうですね


厳冬期をメインで使用するので結露は凍ってしまい直接的に物が濡れる事は少ないと思うのであまり問題はないのかもしれない
なんせ650gを切るこの軽さとコンパクトさはもう手放せない。


出発時にザックを計測したら24キロもありました
あれ?大して変わらないぞ?
食料を欲張りすぎたかな。

厳冬八ヶ岳もそろそろ開幕です。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -TC PRO-
TENT
HERITAGE -CROSSOVER DOME 2G