富士山に次ぐ標高3193mを誇る
南アルプス 北岳
北岳から南に続く間ノ岳間の天空の稜線上を
歩いてきました
残念ながら雲の多い時間が続き
雨にもうたれながらのハイクとなりましたが
時折り雲が途切れ青空が広がってくれた
真っ白なガスの向こう側には南アルプスの雄大な絶景が広がっていました
足元には沢山の高山植物が可憐に咲き誇り
風で踊っていた
固有種であるキタダケソウも丁度見頃を迎えていました
視界の無い北岳山頂
一桁台の気温と強風が打ちつけて
真冬並みの体感で下界とは次元が違う温度
避暑を遥かに超えて極寒の地だ
北岳を越え間ノ岳へと続く稜線上でガスが晴れてくれた
太陽の日が降り注げば先程の寒さから一変してポカポカ陽気となり絶景も広がる
稜線上には北岳山荘が見えます
絶景を楽しみながらの空中散歩
宙を舞うかのような足取りで間ノ岳へと着いた
標高3190mの間ノ岳は先程の北岳を次ぐ日本3位の高さでもあり、2、3位を連続踏破となるので少し得した気分になる
山頂付近のキタダケソウもとても綺麗です
雷鳥にも出会いました
個体識別に伴う足輪を付けいます
この識別により生息域や移動状況、寿命などを調べて絶滅から守られているようです
愛らしい雌の雷鳥自ら近くに寄って来てくれました
間ノ岳から農鳥岳まで続く美しき稜線
予定はこの先の稜線を渡り農鳥岳まで行き白峰三山を縦走往復で北岳肩の小屋のテン場まで戻るつもりでしたが、再び雲行きが悪くなって来たのでここで引き返す事にした
雲が流れこむ稜線上には農鳥小屋が小さく写り稜線の規模の大きさがよく分かる
戻りは高山植物と戯れながら肩の小屋を目指しました
優しいピンク色の花のイワカガミ
岩の陰から咲くミヤマオダマキ
豪華に咲くタカネシオガマ
一つ一つの花が鳥のようです
まだまだ数えきれないほどの高山植物の花達があちこちに咲き
まるで花の宝箱のようです
小雨がぱらつき始めた頃、運良く親子の雷鳥も見れました
五羽の雛を引き連れてお散歩中
お母さん雷鳥に駆け寄る雛の愛くるしさにほっこりします
夕暮れ時
真っ白だった北岳肩の小屋に
眩い夕陽が差し込んだ
静まり返っていたテント場は
一斉に大歓声が湧き上がった
テン場から見る
鳳凰三山と燃えあがる積乱雲
格好良すぎます
素晴らしすぎる一日の終わり
きっとこれは天からの贈り物だったのかもしれない。
よき山旅でした。
camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIlens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO