R.Life

The fishing is life itself !

2023.3.18 雨天の尺魚

2023-03-22 21:42:00 | Trout

寒の戻りとなった解禁釣行
冷たい雨が降りしきる源流で
野趣溢れる素晴らしい岩魚達と出会うことができた


今季一尾目の可愛い岩魚
思いの外魚の反応の悪さに
ホッと胸を撫で下ろした瞬間であった


三日前が解禁日だっただけに渓魚達は早くも人的プレッシャーを感じている様子
どんどん標高を上げて釣り上がります


ポツポツとお手ごろサイズの岩魚と戯れ
深い淵で大きな岩魚が古いグラスロッドをしならせてくれた。悴む手で計測すると35cmの素晴らしい尺岩魚でした


続いて別の淵で最高のコンディションの34cmの尺岩魚が躍り出てくれた


今年の解禁釣行は出来過ぎである
下山の長い道のりはスキップをしながら帰路につきました



冷たく凍えた本降りの雨だったが
それはまさに、恵みの雨で
私にとって喜びの雨となった。


-Trout Tackle-
Rod : Old Glass Rod
Grip Brightliver Eyespot
Reel : Abu Ambassadeur 1601C IAR
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance BAITFINESS PE


2023.2.26 最後の挑戦

2023-03-13 07:18:00 | Mountain

今シーズンの目標
八ヶ岳三大氷瀑のリード完全登攀
南沢大滝、摩利支天大滝を完登して
残すところあと一つ大同心大滝に挑戦です。


今回はクライミング人生初となるパートナー付きです。二時間ほどのアプローチも盛り上がる雑談に花を咲かせあっという間の到着となりました
初めてお目にする大迫力の大同心大滝を前に二人とも大興奮


興奮冷めやらぬまま大同心大滝に取り付きリードを開始した。今日は寒波の影響で想像以上に氷は固く、アイススクリューの入りが悪い、食い込んでもねじ込みの抵抗が大きく時間が掛かった
ここで焦ってしまえば挑戦は失敗に終わることは分かっている。気持ちを落ち着かせリラックスして丁寧に登った。
滝の落ち口を越え氷瀑の上部に立った。
パートナーによる安心感のあるビレイのお陰で快適に完登することが出来ました。


その後はトップロープを張りお互いで楽しみ
パートナーの勇姿を激写しました


雪煙に飲み込まれるパートナー、下から見るとかっこよかったけど本人は次々と流れてくるスノーシャワーに耐えるのが必死だったようです。




今日は一日中快晴の下、沢山遊び、沢山話し、沢山笑いとても素敵なアイスクライミングとなりました。

以前から抱いていた三大大滝のリード完全登攀という“夢”はいつしか“目標”へと変わり、そして今日達成した。

そしてこの達成が通過点となり
終わりなき挑戦は続くことでしょう。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 60m
SHOSE
LA SPORTIVA -NEPAL CUBE GTX-
CRAMPON 
PETZL -DART-
ICE AX
PETZL -NOMIC-




2023.2.24 摩利支天大滝

2023-03-12 09:54:00 | Mountain

気づけば3月も半ば
厳しい冬山もそろそろ終わりを迎える頃で
雪山は残雪期へと変わる。


今季の冬はアイスクライミングに打ち込みすぎてアルパインらしい厳冬の雪山にはあまり行けていない
アイスクライミングに魅了されて2シーズン目の今
自分の中で目標を立ていた
八ヶ岳連峰の三大氷瀑である
南沢大滝、摩利支天大滝、大同心大滝をリードにて完全登攀をする事である



南沢大滝は前に完全登攀を成し遂げたので残すは二つ
そして今日、昨シーズンは全く歯が立たなかった摩利支天大滝に挑戦した


軽くウォーミングアップを行い
摩利支天大滝にアックスを打ち込んだ
朝一の氷は固く脆い、打ち込む場所が悪いと大きく氷が剥がれ落ちるので見極めが重要となる


垂直に立った氷の壁に支点となるアイススクリューを打ち込む作業は至難の技で、高さと墜落の恐怖心からなる無駄な力みによる腕のパンプも、今までの練習の成果によってメンタル力と腕力の強化が実感できるほど向上していた
昨年の摩利支天大滝で振り落とされまくった事が懐かしく感じました


貸し切りの摩利支天大滝にて
無事に完全登攀をする事が出来ました。


その後はアクロバティックなラインで沢山遊び楽しみました。



その日の午後の事
2名の方がこの大滝に訪れた
私はその方達にラインを譲って交代した
そのパーティのリードが始まり数分後
ズドンっという音が滝に響いた
私は慌てて近寄った
どうも2ピン目の支点を越えた辺りでアックスが氷からすっぽ抜け4m程の高さから本人はホールしたようだ。
しかも運悪くロープにテンションが掛かる前に下部のコンクリートの様に固い氷盤に足からグランドホールしてしまい両足首から下ががあり得ない方向に向いていました。
被災者は両足首骨折の疑いで歩行不可能
幸い電波の届く所で救助要請を行い、薄暗くなりかけた3時間半後に8名の救助隊が駆け付けてくれた
救助方法は被災者を背負って急勾配の雪面や小滝をロワーダウンで下山していました
私も何か力になればと思いましたが救助隊が逞し過ぎて出る隙は無く被災者のザックだけをひたすら赤岳山荘まで運びました。
救助から4時間後無事に下山、その後は受け入れ先の病院も決まり一安心となりました。

今回の墜落事故を目の当たりにして
改めて自分を見つめ直す機会となり身を引き締めねばと強く感じました。

早いご回復をお祈りしております。

HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 60m
SHOSE
LA SPORTIVA -NEPAL CUBE GTX-
CRAMPON 
PETZL -DART-
ICE AX
PETZL -NOMIC-