真っ暗な車内にアラームが響いた
今日はいつも以上に寝起きが良い
前泊で停めた赤岳山荘の駐車場はとても暗く
静かな夜だった
真っ暗な山道はキラキラと輝く氷の結晶の輝きと
夜空には満点の星空が何処までも輝いて
自然のイルミネーションが美しかった
夜空が白めいた頃に赤岳鉱泉に着いた
今日はここにテントを張るつもりだったが
予定よりも早く着いてしまい
この先の行者小屋まで向かった
暫く樹林帯を歩くと阿弥陀岳が顔を覗かせる
見晴らしの良い開けた所にひっそりと佇む
行者小屋に辿り着く
今季の小屋の営業は終了したがテント泊は可能だ
テントは10張程張ってあったが
自分好みの場所に張ることができた
今日は新しいテントを用意しました
4シーズン対応したスウェーデン発祥の
HILLEBERG-SOULO-
以前まで使用していたMSRは3シーズン対応で
寒さの限界を感じたため購入に至りました
今回の山行ルートは
行者小屋から文三郎尾根を登り
八ヶ岳連峰最高峰の赤岳に登頂して
横岳から硫黄岳をピークハントして
赤岳鉱泉に下り行者小屋に戻る
八ヶ岳主峰周回コースにした
文三郎尾根分岐から見上げる赤岳は
鋭い岩峰が荒々しくクールで格好が良い
標高2899m八ヶ岳連峰主峰の赤岳登頂
今回で二度目の登頂で
1回目は厳冬期そして今回
澄みきった八ヶ岳ブルーの美しい空ですが
断続的に冷たい強風が吹きつけて
直ぐに体温が奪われます
山頂から見える阿弥陀岳も美しい
ここから険しい岩陵を歩き
横岳から硫黄岳に向けて進みます
標高2829m横岳山頂に到着
この頃から西側から流れてきた
ガスに覆われて視界が悪くなってきました
硫黄岳山頂も次から次へと押し寄せるガスに
覆われてゆき
吹き付ける風の威力もさらに強くなり
真っ直ぐ歩くのが困難でした
標高2760mガスガスの硫黄岳に到着
次はテン場の行者小屋へと下ります
無事にテン場へと戻り
風が遮られた暖かなテントの中で
ぬくぬくのご飯を食べて
夕暮れとともに眠りに落ちた
深夜3時のアラームとともに
霙がテントを叩きつける音で目覚めた
二日目の朝は
阿弥陀岳山頂で御来光を迎えるつもりだったが
テントの外はガスに覆われて視界がゼロ
再び暖かなシュラフに潜り込み
夢の中で御来光を迎えた
下山は北沢から下り
霧の霞む苔むした静寂の原生の森に
もののけのこだまでも居そうな雰囲気で美しく
とても幻想的でした
約12時間の安眠を与えてくれた
ヒルバーグのテント
設営撤収がとにかく早く
室内や前室も狭さストレスを感じる事もなく
強度耐久性にも安心感があり
細かな機能性も高く
快適に過ごせるテントでした。
camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO