九州本土最高峰である九重連山の中岳
2021年の初登頂の山となりました
御来光に合わせて牧ノ戸登山口を出て
山頂へと続く美しい樹氷の花道を登り
中岳のピークを目指した
しかし登るにつれて悪化してゆく天候
まだ薄暗い山頂は爆風と冷気とガスに覆われて
全てのものを凍らせていた
気温は氷点下15度を指していて
ザックの中の物も凍らせていた
日の出30分前に到着して1時間ほど
ジタバタ右往左往をして身体を温めながら
ガスが晴れるのを待ったが
残念ながら日出は見れず
諦めて避難小屋に避難することにした
風の遮られた避難小屋はとても暖かく感じて
本当にありがたい
とは言っても冷凍庫並ですが
温かな珈琲を淹れて
貸切りの小屋の中を珈琲の香りで一杯にした
この環境での一杯は最高だ
薄暗い小屋の出入口を時折り
ぼんやりとした陽が届きはじめた
次に向かった先は天狗ヶ城
ガスは次第に薄くなり青空もちらほら
漸く中岳のピークも顔を出してくれた
御池も完全に凍結していて
天然のスケートリンクになっていた
九重山避難小屋はリニューアルして
生まれ変わっていました
個人的には
以前の古びた感じが趣があって好きでしたが...
去年の1月頃の九重山避難小屋です
新しい避難小屋前に腰を掛け
カップラーメンをすすり
星生山のピークを踏み、のんびりと山を下った
天狗ヶ城から望む御池の湖面が
ステンドグラスのようで美しく
樹氷の花道の先には氷の世界が広がっていた。
camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIlens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO