青空が広がる夏沢鉱泉の朝
今朝はのんびりと動きだし8時に山小屋を出た
強い冷え込みは昨日程ではなかったが
温度計は-17度を指していた

今日は山小屋の至近にあるアイスギャラリーG2とG3いう二つの氷瀑に向かった、しかし氷の発達が未熟で思いのほか規模も小さかったので、別の場所に移動することにした

標高2200mの場所から一旦1700mまで下り
そこから200mの標高を上げた場所にある
氷瀑に向かいます
標高を下げるとともに積雪量も少なくなり
比較的歩きやすい道なき道を抜ける
さらさらの新雪にはウサギの足跡が残り
目的地へと導いてくれた

途中にある一の滝、二の滝を通過して先へと進む

暫く沢沿いを登ると
高さのある大きな氷瀑に行き止まる
これが今日の目的地「醤油樽の滝」である
滝の落差は35m、深く狭い洞窟から氷瀑を見上げるとまさに圧巻、神秘的で威圧感さえも感じとれる自然の造形
今日はこの美しい氷の滝をアイスクライミングで登攀します

青い氷床の洞窟内で一旦休憩をとり
氷瀑へと取り付いた

技術的には滝の傾斜が寝ているため、さほど難しさは感じなかったが上部からの高度感はとてつもなかった
終了点からの下降は、50mと60mロープを連結して懸垂下降を行い無事に降りたった


午前中の移動時間で時間を押してしまったため早々にタイムアップ、落差がある分十分お腹一杯になりましたが
ここでの登攀は2回だけで終了して下山しました


一泊二日のアイスクライミングの旅
寒さを忘れるほどに充実没頭した
良き旅となりました。

HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m・70m
SHOSE
LA SPORTIVA -NEPAL CUBE GTX-
CRAMPON
PETZL -DART-
ICE AX
PETZL -NOMIC-