山の天気予報とにらめっこ
押し寄せる寒波の影響で荒れた予報に反して
八ヶ岳の予報だけは晴れマークが光る
よし北八ヶ岳の天狗岳に行こう
今回は二人で雪山トレッキング
唐沢鉱泉登山口より二時間ほどで
黒百合ヒュッテに到着
上空には北西から次々と流れてくる分厚い雲
察してはいましたが今日の天気予報は外れました
澄んだ青空と太陽は時々顔を覗かせてくれるが
一瞬にして雲が支配する
今日は黒百合ヒュッテにてぬくぬくと小屋泊です
冬の山小屋といえば暖炉は欠かせません
雰囲気もよく、炎の揺らめきに癒され
登山者に温もりを届けてくれます
お昼ご飯には名物のビーフシチューを頂きました
ホロホロのお肉がたまらなく美味しかった
食後はのんびりとハンモックに揺られ
まったりタイム
午後からは
小屋裏の中山山頂までお散歩に出掛けました
雪をかぶった樹林帯の奥に見える
東天狗岳と西天狗岳、双方は対照的な山容で
東天狗岳はゴツゴツと荒々しく、一方で西天狗岳はまん丸として穏やかな山容を見せる
天気が良ければ硫黄岳まで見渡せるようですが
分厚い雲に閉ざされていました
まぁガスってないだけ良しとしましょう
明日は天気予報に期待して天狗岳で日の出を迎え
西尾根から下山予定
雪がちらつき始めた夕暮れ
星空はお預けとなりましたが
温かな小屋の灯とテントの灯りが幻想的でした
翌朝の気温は氷点下19度をさしていた
天候は横殴りの雪、おまけにガスガスの視界不良
しかしながら山の天気予報は回復傾向で
晴れのマークが光る
二人は一縷の望みをかけて朝日が降り注ぐであろう天狗岳山頂へと歩みを進めた
昨夜から降り続けた雪は30cmほど積もり
先陣を切って出たためトレースは愚か
初見でルートすら分からないままGPSを頼りに突き進んだ
日の出時刻の6時半と同時に
東天狗岳山頂に着いた
ガスガスの山頂に立つ二人の全身は真っ白に凍り、顔面の毛には幾つも氷がブラブラとぶら下がる、カメラもガチガチだ
凍りついたお互いの顔を見合い笑いが込み上げた
白いセカイに響く二人の笑い声が
雲の向こうの朝日にきっと届いたことでしょう
まん丸丘の西天狗岳
無事に下山できるようお地蔵様に手を合わせ西尾根へと向かった
不明瞭なトレースに少しばかりルートミスをして
これまた楽しい少しハードな下山となりましたが
無事に唐沢鉱泉まで下山しました。
次は青空の広がる絶景を歩きましょう。
camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIlens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO