R.Life

The fishing is life itself !

2021.5.22 初夏の三条谷

2021-05-27 16:48:00 | Trout

新緑も次第に深まりゆき
初夏の風にさやさやと揺れる青葉の山道を歩き


原生の森に囲まれた
美人の湯として知られる「三条の湯」に着いた




梅雨入り間近の関東地方ですが
立木の茂るテン場は
そよ風がサラサラと涼しく、とても心地がよい
釣道具を忍ばせた21キロのパンパンの
ザックを下ろし
一番乗りのテン場にテントを幕営して
いざ沢へ


今日は三条谷の枝沢を少し釣り上がりましたが
岩魚の反応はとても悪く
岩の間からひょっこり現れては
逃げるように岩陰に隠れ、二度目は出ない状況


そんな中、なんとか出会いました
丸い大きな目をした可愛い岩魚でした



釣りを早めに切り上げてベースキャップへ
いつもは単独行動が多いのですが
今回は一人ぼっちではありません


一人旅では独り言が多くなりがちですが
友人と和気あいあいと食べる夕食や温泉
相手と感動や想い出を分かち合える瞬間
やっぱり良いですね
真っ暗になるまで想い出話に花を咲かせました



二日目の朝はテン場横を流れる
三条谷を釣りをしながら登り詰めます


岩魚の反応は前日と変わらず渋い状況
数年前はワラワラ居た岩魚の姿が今では激減したような気がします
ただ単に渋いだけで岩陰でひっそりと身を潜めて居てくれてるだけだったら嬉しいのだが


沢の隅っこに
天然のワサビも一株だけ自生していました
一枚だけ葉ワサビを千切って頂きました


テン場からのんびり釣り上がること四時間
かなり登り詰めた細流の溜まりで
尺イワナが出てくれた


ランディングネットをテン場に忘れて
少しヒヤヒヤしたキャッチとなったが
顔つきもワイルドでカッコいい雄の岩魚だ




ここから更に登り詰めて
魚の着き場が乏しくなってきたので
納竿にして谷を下った


二日間の旅で歩いた水平移動距離は
釣行距離も含めて約40km、累積登り3200m
鉛のように重いザックを背負っての長い帰り道はまさに修行のようでした。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance Double Cross PE ×8
Landing net : mouwood


2021.5.14 立山連峰縦走 -残雪期-

2021-05-17 23:32:00 | Mountain

扇沢から立山黒部アルペンルートの電気バス、
ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスの
4つの乗り物を乗継ぎ室堂へと向かった


平日の立山行き最終便ともなると
終始貸切り状態でした

霧の立ち込めた室堂ターミナルを出た所で
「ようこそ」と言わんばかりの
可愛い雷鳥が出迎えてくれた


室堂から雪道を歩き
今回のベースキャンプ地の雷鳥沢キャンプ場へ、
まだまだ雪深い雷鳥沢です
珍しい事にテントを張ってる最中も4羽の雷鳥が
テント周りをチョロチョロしています
どうも雷鳥は繁殖期を迎え、雄同士で縄張りを争っているようで、勝者はその縄張りに雌を迎え入れてペアになるそうです


翌朝にはガスはすっかり晴れて
残雪の立山連峰の峰々が壮大に広がっていました



今日の山行予定は雷鳥沢から一ノ越周りで
立山三山の雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山、剱御前のピークを踏んで雷鳥沢へ下る
立山残雪期の周回縦走を楽しみました


一ノ越付近からの眺望
上は朝日に輝らされた奥大日岳
下はゴツゴツと岩肌を剥き出した龍王岳
いずれはバリエーションコースのあの岩場から登ってみたい


雷鳥沢キャンプ場から一気に700m以上の高度を登り詰めて雄山山頂に着いた
山頂には雄山神社があり信仰の山でもある
標高3003mの頂からは幻想的に雲海が広がっていた



まだ社務所も雪の中です




ゆっくり眺望を楽しみ、次に向かうのは大汝山
ここ雄山から大汝山を経て富士ノ折立までの積雪期は危険を伴うのでヘルメットとピッケルを追加装備して向かいます


標高3015mの大汝山山頂から
蒼井優主演の映画「春を背負って」の舞台になった菫小屋の大汝休憩所が見えます
ここもまだ雪の中ですが夏に訪れた時は、小屋の中に入り映画の余韻に浸れました



あの岩場の頂が標高2999mの富士ノ折立です
山頂を越えてからは緩い尾根が続きます


緩やかな尾根筋を歩き標高2861mの真砂山を踏み標高2874mの別山南峰に着いた


別山からは青空に聳り立つ
威風堂々とした剱岳がベストビューで望める
剱沢から見上げる剱岳も迫力があったが
剱岳と同じ目線で向き合う山容も何度見ても惚れ惚れする


歩いてきた尾根が何処までも続いて見えます
夏山とは違うルートになるので新しく楽しめる


それにしても今回は雷鳥の姿をよく見かける
人をあまり危険認識していないのか、かなり接近しても逃げない個体も居る
羽根も白の冬毛から黒の夏毛に生え変わろうとしている


奥大日岳の雪庇もまだ綺麗に残っていました


最後に剱御前に立ち寄り
後は雷鳥沢キャンプ場へ
お尻スキーで一気に滑り下るだけです
写真中央下の点々が雷鳥沢キャンプ場です


テントの背後には奥大日岳


正面には歩いてきた立山連峰が連なる



今日は天候に恵まれて、
日中は10度以上も気温が上がりポカポカ陽気の山歩きになりました


星降る夜空もまた贅沢なひと時でした


山行最終日は雷鳥沢からまた一ノ越を経て
一般ルートにて標高2871mの龍王岳頂に立ち
標高2831mの浄土山山頂を通過して
室堂ターミナルに下り立山連峰縦走の旅を終えた。


剱岳と雷鳥
雪も次第に消え、峨々たる山容が露わとなり
白から黒へと移り変わる
雷鳥と剱岳の勇姿が極めてクールだ。

夏にまた逢おう。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


2021.5.8 Lake trout

2021-05-11 20:33:00 | Trout

もうこの地へ何度訪れたのだろうか
フィールドに立つ度に目の前に広がる
雄大な大自然の風景に心を奪われます


新緑溢れる春うららな中禅寺湖
草木花が優しい陽の光を浴びて
大地を彩っています


今日は1泊2日の釣りの旅


今年の中禅寺湖は
例年よりも水位が低いような気がします
降雪雨量が少なかったのでしょうか
ベイトの接岸量も例年より少なく
レイクトラウトの反応も
もなかなか渋い状況が続いているようです


その上、GWの人的ハイプレッシャーで
スレにスレたレイクトラウトをどう釣るのか?


案の定、一筋縄ではいかず
レイクトラウトに出会うことは出来ませんでした
しかし、僅かな地合いのタイミングが解った
初日は1バラシで終わった


今宵は中禅寺湖の湖畔にある
菖蒲ケ浜キャンプ場で
さざ波を聴きながら一夜を過ごす事にした



夕方の2時間ほどフィールドに戻り竿を振ったが
反応は得られませんでした

茜色に染めた西の空が幻想的でした


翌朝3時、釣券を購入して大尻サーフへ入った
周囲には釣り人が居ない
このポイントは釣れていないのか?
少し不安感を抱きながら
4時からルアーを投げ始めた
水質、風、湖面の状況は前日とさほど変わりは無い
そうなると地合いのタイミングも同じはず
東の空が薄っすら明るくなり始めた
夜明け頃の15分が勝負
時刻にすると4時半からの15分間
薄暗い湖からヌッと竿先が重たくなる
独特なレイクの当たりが2回あったが
掛が浅くすぐにフックオフ
次はデットスローでしっかり喰わせた
中々の手応えで、功を奏した貴重な一尾


64cmナイスコンディションの
レイクトラウトと出会うことができた
写真は明るくなって撮影しました



立て続けに反応があった15分間
ウェーディングした足元の湖底が
見える位に明るくなった頃には魚信は途絶えた


更なる大物を求めて
幾度もこの地に立ちます。


-Trout Tackle-
Rod : CASKET
TRIUMPH / TRB77HS custom
Reel : SIMANO STELLA C3000MHG
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance MaxPower PE X8
Landing net : WISECUSTOM 80straight


2021.5.2 潮風に乗って

2021-05-09 08:55:00 | CAMP

東シナ海の大海原を潮風を感じながら
一泊二日でヨットクルージングの旅に
同行させてもらいました


オランダのメルヘンな街並みが美しい
ハウステンボスヨットハーバーを出航して
目的地の長崎市内の出島ヨットハーバーまでの
片道約6時間のクルージングを楽しみました


穏やかな大海原と青い空が広がり
風は微風でもう少し吹いて欲しいところですが
エンジン音の無いセイリングは最高です




稲佐山が望める出島ヨットハーバーで一泊して
帰りは風速8mの潮風に乗り
エキサイティングな帆走で帰路につきました。


ゴールデンウィーク終盤は
お庭のガーデニングとウッドフェンスDIYに
明け暮れる日々でした。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


2021.5.1 坊主

2021-05-06 19:26:00 | SOLT WATER

初めにお伝えしときます...
今回もターゲットのヒラマサは釣れませんでした
ヒラマサが釣れないことに全く動じなくなった
今日この頃で御座います...


長崎県平戸沖合いの下阿値賀島の沖磯に渡り
上潮から下潮に変わるタイミングで
ダイビングペンシルの背後に水面を割り
ヒラマサのバイトの水柱が立ったのですが
後一歩届かずでハリがかりしませんでした
その後はヒラマサの反応は得られませんでした
今日は何となくターゲットのヒラマサに
一歩近づけたような気がしました


諸説あるみたいですが
狙った魚以外が釣れた場合でも
狙った魚が釣れなければ「ボーズ」と言うらしく
そして、外道すら全く釣れないことは
「丸ボーズ」と言うみたいです


なんとか丸ボーズは回避できました
お持ち帰りはしませんでしたが
サラシの中からアタックしてきた大型の黒鯛
外道ですが嬉しい一尾です


納竿の時刻が迫ってきました
気付けばお土産がない
クーラーボックスの中はもぬけの殻
家族的には、手土産が無い場合は
「丸ボーズ」同然とのこと
...足元の磯辺には亀の手が沢山


手土産確保...丸ボーズ回避


見た目は少々グロテスクですが
亀の手は甲殻類の一種なので
味はカニのようで、食感は貝のようです
味噌汁にすると絶品でした



沖磯から見える尖り山の
平戸のマッターホルン志々木山
標高は347mですが尖った槍が
カッコ良く見えます。

ヒラマサへの道のりは長いなぁ。

-Tackle1-
Rod : MCworks’ RAGING BULL
RB104XF-2 custom model
Reel : SIMANO 19 STELLA
SW14000XG
Line : SIMANO OCEA8 6号

-Tackle2-Rod : Ripple Fisher MonsterImpact 
Avarice110HH
Reel : SIMANO 13 STELLA 
SW6000HG
Line : OCEA EX8 PE 2.0号

-LANDING SHAFT-
APIA LS-450XD