秋晴れの週末は
三重県の鈴鹿山脈の一つである
御在所岳にやって来た
今日は山頂には目指さずに
御在所岳の急峻な岩壁が美しい藤内壁に
一泊にてソロクライミングを楽しみに訪れました
1日目は御在所岳前尾根を登攀
2日目は藤内壁の一の壁でのクライミング
前尾根には取り付き点のP7から始まり
P6,P5…と順に上を目指して
P2のヤグラ登攀までが前尾根定番ルートのようです
岩場の展望台からは、三重の町並みが広がり
その奥には蒼く輝く伊勢湾が一望できます。
今日はとても風が強く、山の向こう側から幾つもの雲が走り去って行きます
やがてP2の巨石のヤグラが見えてきました
尾根からは明日向かう一の壁
それから手前の中尾根がよく見えて
沢山のクライマーが取り付いています
先行、後続パティーに挟まれなが
一人黙々と登ること数時間P2のヤグラに着いた
ここに至るまで、登攀時間より待機時間の方が長く、自分の後続も渋滞でした
人気の尾根だけに仕方がありません
勿論ヤグラ登攀も一時間以上の待機を余儀なくされたが、
素晴らしい景色が待っていてくれました
テント場は藤内小屋から少し外れた
小沢のほとりにある落ち葉の積もった小場所に幕営した
目の前の沢には秋色のヤマメが優雅に游ぎ
耳に入るのは自然の音色のみ
自然と融合したこの空間が堪らなく心地良い
小沢のせせらぎを子守唄に
今日もぐっすりと眠ることができた
2日目は藤内壁一の壁へ向かいます
壁へのアプローチ中の朝日は美しかった
風も止み穏やかな一日になりそうです
一の壁に到着
壁側面から見ると傾斜が強く
岩壁に取り付くとほぼ垂直に感じます
まだまだ未熟で
Ⅴ級になると余裕のないクライミングですが
Ⅳ級とⅤ級のルートを数本登攀して楽しめました
秋の短い陽射しに包まれて
澄んだ青い空にはぽっかりと浮かぶ白い雲
登攀中は無我夢中
冷たい風がそっと頬を撫でて走り去っていくトップアウトの瞬間がこの上ない。
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