R.Life

The fishing is life itself !

2021.10.23 御在所岳 藤内壁

2021-10-25 21:15:00 | Mountain

秋晴れの週末は
三重県の鈴鹿山脈の一つである
御在所岳にやって来た

今日は山頂には目指さずに
御在所岳の急峻な岩壁が美しい藤内壁に
一泊にてソロクライミングを楽しみに訪れました


1日目は御在所岳前尾根を登攀
2日目は藤内壁の一の壁でのクライミング

前尾根には取り付き点のP7から始まり
P6,P5…と順に上を目指して
P2のヤグラ登攀までが前尾根定番ルートのようです


岩場の展望台からは、三重の町並みが広がり
その奥には蒼く輝く伊勢湾が一望できます。
今日はとても風が強く、山の向こう側から幾つもの雲が走り去って行きます
やがてP2の巨石のヤグラが見えてきました


尾根からは明日向かう一の壁
それから手前の中尾根がよく見えて
沢山のクライマーが取り付いています


先行、後続パティーに挟まれなが
一人黙々と登ること数時間P2のヤグラに着いた
ここに至るまで、登攀時間より待機時間の方が長く、自分の後続も渋滞でした
人気の尾根だけに仕方がありません


勿論ヤグラ登攀も一時間以上の待機を余儀なくされたが、
素晴らしい景色が待っていてくれました


テント場は藤内小屋から少し外れた
小沢のほとりにある落ち葉の積もった小場所に幕営した
目の前の沢には秋色のヤマメが優雅に游ぎ
耳に入るのは自然の音色のみ
自然と融合したこの空間が堪らなく心地良い



小沢のせせらぎを子守唄に
今日もぐっすりと眠ることができた

2日目は藤内壁一の壁へ向かいます
壁へのアプローチ中の朝日は美しかった
風も止み穏やかな一日になりそうです


一の壁に到着
壁側面から見ると傾斜が強く
岩壁に取り付くとほぼ垂直に感じます



まだまだ未熟で
Ⅴ級になると余裕のないクライミングですが
Ⅳ級とⅤ級のルートを数本登攀して楽しめました


秋の短い陽射しに包まれて
澄んだ青い空にはぽっかりと浮かぶ白い雲
登攀中は無我夢中
冷たい風がそっと頬を撫でて走り去っていくトップアウトの瞬間がこの上ない。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

sub camera
iPhone


2021.10.17 TENKAWA -Rainbow trout-

2021-10-19 07:53:00 | Trout

ウェーダーに脚を通し
ウェーディングシューズを履き
シューレースをギュッっと固く結ぶ
釣れそうなルアーをセレクトして
タックルボックスに偲ばせる
久方ぶりの釣りで、身支度でさえ心をおどらせる


釣りの舞台は、奈良県天川村を流れる天ノ川
奈良の美しい自然が多く残り
禁漁期に入っても一部区間の自然渓流で
釣りが楽しめる管理釣り場です
これからの季節は鮮やかな紅葉の中で竿を振り
秋色に染まった虹鱒達との出会いは格別でしょう。
3年前に訪れた時は素晴らしい紅葉の景色の中で釣をすることができました


薄っすら色めき始めた木々達
紅葉にはまだ早かったが
朝一のニジマスの反応はそこそこ良い
ミノーで数匹釣れた




人気の釣り場だけあって人は多く
一度人が入ったポイントの反応は皆無
手を変え品を変え漸く口を使わせた一尾
3年前にここに訪れた時の釣りのパターンを
蘇らせてくれた


その後も同じ釣法で楽しませてくれた
一番大きなサイズで40cm程でした



久しぶりの釣りだっだからなのか
ここの虹鱒の引きは一際力強く感じ
小さなサイズもジリジリとドラグを出して
パワフルでアグレッシブルな魚達でした。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance Double Cross PE ×8
Landing net : mouwood



2021.10.10 free climbing

2021-10-14 07:07:00 | Mountain

兵庫県神戸の岩場
「堡塁岩」
六甲山の急峻な谷の上部にある岩場で
昔から多くのクライマーの練習場として
愛用されたり
岩壁上部から神戸の街並みが一望できる
隠れた絶景ポイントでもあるようです

今日は週末だけに多くのクライマー達が
それぞれのクライミングを楽しんでいました




岩を見上げてルートを描く
中々思い通りには登れないけど
指腕や脚を連動して一手一手を
全力で集中してとる



何度も何度もトライして
核心部をホールドできたその瞬間こそ
トップアウトに繋がる。


夕焼けに染まる
神戸の街並みが美しい絶景でした。


camera
iPhone


2021.10.2 剱岳-源次郎尾根-

2021-10-09 12:14:00 | Mountain

室堂から真砂岳を経て別山南峰辺りから下り
剱沢キャップ場に着いた
今日は台風の影響で少し荒れ模様となった
明日からは好天に恵まれそうな予報で
言わば台風一過となるようだ


荒々しい剱岳と
足元に彩るチングルマの草紅葉
雨に濡れた綿毛が可愛らしく風に揺れる


翌朝
日の出とともに軽アイゼンを履き剱沢を下った
一段と冷え込んだ朝の雪渓はアイスバーンのようになっていました


ランドマーク的な大岩が平蔵谷出合
谷の右尾根が源次郎尾根の取り付き点
今日はバリエーションルートの源次郎尾根から剱岳山頂に向けて単独にてアタックします




取り付きからI峰までは急な斜度が続き
藪漕ぎや数箇所の岩場を登り、先ずはI峰へ向かう


途中、先行パーティーに先を譲っていただき
源次郎尾根のI峰に到着
I峰からは素晴らしいパノラマが広がった
八ツ峰を隔てて目の前に湧く雲が幻想的でした


I峰を下り、目の前のII峰を登り返します



源次郎尾根の最後のクライマックス
II峰からの30mの懸垂下降
真新しい支点に命を預けて下降開始


最初の岩壁から身を乗り出す瞬間がドキドキで
下から吹き上げる風が爽快です


後続パーティーが立つ2峰
人と比較すると岩峰の大きさがよくわかります
残すはガレ場を頂きに向かって登るだけ


標高2999m剱岳山頂
源次郎尾根踏破


登ってきた源次郎尾根とゴツゴツと荒々しい八ツ峰が絶景です


下山は一般登山道の別山尾根にて剣沢キャンプ場まで下った





3日目最終日
テントを撤収して御来光にあわせて
別山南峰にて朝日を迎えました


真っ白なチングルマの綿毛が
朝日に照らされて輝いています
とても静かな朝です



帰り際に奥大日岳に寄り道して室堂へと下山した



立山の紅葉は今見頃を迎えています
一面の山肌を彩る鮮やかな草紅葉に
見る者の心を和ませてくれます
燃える秋に心も染まり
マスク越しでもみんなの笑顔が伝わります。


良き山旅となりました。


camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO