南アルプスの最奥地に
橙色に光り輝き見る者を魅了する
眩い宝石を求めて
野呂川源流に足を運んだ
今回の移動手段は
芦安駐車場から乗合いタクシーに揺られ50分
中継地点の広河原に到着
本日は平日の為登山バスの始発が遅いので
広河原から目的地まで徒歩で登ります
今回の釣行は二泊三日の小屋泊まり
南アルプスの両俣小屋にお世話になる事にした
拠点となる両俣小屋が目的地で
約3時間30分の道のりだ
重さ15キロ程あるザックを背負い
土砂崩れや落石のある林道をひたすら登ります
小休憩を入れながらも着々と近づいている
朝のうち小雨がパラついたが直ぐに雨は止み
暖まった身体に冷えた山風が気持ちよく感じる
出発して3時間20分の道のりで
標高2000mにある両俣小屋に到着
小屋に入ると可愛い猫が出迎えてくれた
手続きを済ませ
早速トレジャーハントに向かいます
小屋の前を流れる源流から
少し上流に行ったところで二俣に沢が分かれ
右が右俣沢、左が左俣沢となっている
沢割には右俣沢の方に一人入渓してるので
左俣沢に入渓することにした
今回は初挑戦でテンカラも使います
清らかな水は氷水のように冷たく
ウェットゲーターでは酷寒だ
小さな釜のよどみにフライを漂わせると
少し警戒した様子で
水面に浮かぶフライに喰いついた
あがってきたのは可愛いニッコウイワナだった
探し求めている宝石とは少し違う
足元の岩陰から無数の魚達が逃げていく
魚影の濃さは他とはケタ違いだ
ルアーに切り替えるも
全く無視して川底を優雅に泳いでいる
どうも魚達のご機嫌が悪いようすだ
テンカラに握り変え
大きなよどみに水面をジッと見つめて漂う
黒い物体が偏光メガネ越しに伺える
木の幹に身を隠しそっとフライを送り込んだ
流れからヨレにフライが差し掛かった瞬間
黒い物体が勢いよくフライに喰いついた
竿を天に向け合わせを入れます
テンカラロッドが弓なりにしなり
水面で暴れる魚体がオレンジ色に輝いて
キラキラと水飛沫を飛ばしています
ネットの中に入った魚体は
橙色の宝石を散りばめたかのような橙点
黒と橙のコントラストの調和が素晴らしい
これこそが探し求めていた宝石
南アルプス原種のヤマトイワナだ
ミネラル豊富のナチュラルウォーターで
喉の渇きを癒します
殆どがヤマトイワナで
彼らたちの楽園のようだ
曇り空に鬱蒼とした深い森は
日没がはやいため左俣大滝手前で降る事にした
食事は自炊のためテン場にタープを設営
夕食は無印のカレーとバゲット
暗闇の森に雨が落ちてきた
暖かい山小屋に戻り
明日の釣行に備え
シュラフに包まり眠りに就いた...
-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
Max Power8 S-spec
Lure : SOULS BE-FLAT 55S
Landing net : mouwood
-Tenkara Tackle-
Rod : CASKET
TENKRA SIMPLY Alcedo Climber