DIR EN GREY/VANITAS

DIR EN GREY - VANITAS live [TOUR12 13 IN SITU TABULA RASA]

　いよいよ今週に迫ったDIR EN GREYの武道館ライブ。相変わらずDUM SPIRO SPEROというアルバムは好きになれませんがこのVANITASという曲だけは別格です。名曲揃いのDIRのバラード曲の中でも5本の指に入れる事は間違いない位好きな曲です。

　曲調、雰囲気ともに難解な曲が多い近年の彼等の楽曲ですがその中で異色な存在と言っても過言ではない程ストレートなバラード曲ですね。シャウト、デスボイス、グロウルを使用しないのは勿論の事、ファルセットも使用せず純粋な京さんの歌声だけで聴かせてくれる曲に仕上がってます。シングル曲のGLASS SKINやLOTUSも少なからずファルセットは使用してますからね。個人的にはこういうシンプルで美しいメロディーの曲は大好物です。

　最初にVANITASを聴いた時に何故この曲をシングルで切らなかったんだと強く思いました。激闇やDSもDIRのシングルらしい曲ではありましたがこの曲以上にわかりやすい曲は無いと断言出来ますよ。ドロドロした曲ばかり聴いてて正直疲れた時にこの曲聴いただけに当時のインパクトは絶大でした。正直暗い雰囲気のドラマだったら主題歌に起用しても良い位キャッチーな曲だと思います。

　ぶっちゃけ俺がDIRのメンバーだったら間違いなくシングルで起用したと思います。この曲シングルにしてPV作って宣伝すればある程度の効果はあったと思うんですけどね。まあそこを敢えてやらないのが彼等の美学だったんだと今は思ってます。普通にこの曲をシングルで切ってもそれは俺の様な凡人の一般的な考えであってDIR EN GREYとしての意図があってアルバムの1曲に選曲したのでしょう。その辺りインタビューとかで話してるのかもしれませんが俺殆ど読まないんでわからないです（笑）

　何はともあれライブで聴けるのを最も楽しみにしてる曲です。武道館2DAYSが終わると恐らくライブで披露される回数減ると思うのでじっくり聴いてこようと思います。