ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

騒音

2009-11-10 18:26:19 | Weblog
今日も、会社の中はとても静かで、いろいろなことが前向きに考えられる
とてもいい一日だった。

うっかり感覚を開放していた帰り道。
駅のホームで、あまりの音の多さにびっくりした。

人の靴音、咳払い、携帯を開けたり閉じたりする音、電車の音にアナウンス。
部活帰りの女子高生や、サッカー日本代表の話をしている男子大学生の話し声。
いつもは何気なく聞き流していた音が、ぐさぐさ刺さってきた。

本に集中しようとするのだけど、できない。
心頭滅却すれば・・・、と思ったけど、無理。
ちょうど読んでいたところが、ドビュッシーのつぶやくような音の表現のところだったから、
またこれもよくなかったのだろう。
どれこもれもが、フォルテシモの音の不連続な連続に聞こえた。

地元の駅で電車をおりたら、一気に気分が悪くなった。
暗い道を歩いていたら、遠くを歩いている人の足音も鮮明に聞き取れた。
防犯上は、いいのかもしれない。

今日は、すごくビックリしたのだけど、
でもやはり、私は人の距離感というか、全体的な群衆の蠢いている雰囲気というか、
そういったものが好きなので、東京で暮らしたいと思う。

いい夢を見た

2009-11-10 10:57:56 | Weblog
いまふと思い出した。
昨晩の夢の中で、とてもいい歌を聞いた。
「ああ、気持ちいいなあ。いい歌だなあ」と思って、よくよく考えたら、
自分でつくった歌だったことに気づいて感動する、という、
夢ならではの恍惚感に満ちた内容だった。幸せな人間だ。私は。

漠然としたイメージのほか、
歌詞のことばやメロディーも、もうまったく覚えていないのだけれど、
いまの私の心境をこえる何かが、その歌の中に詰まっていたことを覚えている。

最近ひんぱんに気持ちよく中国語を話している夢や、
夢のなかでいい音楽を聞いている夢を見る。
先週は特に月がきれいだったので、
むかし読んだ李白の詩を思い出しながら眠りについたら、
のびのびとしたいい気分の夢を見る回数が多かった。
月光を映す水晶を眺めるなんて、学生時代以来だ。

いっぽう、ゲームに熱中して寝る寸前までやっていた日は、
悪夢を見る確率が高い。私の場合は。
どんなにまったりとしたゲームをやった後であっても、
どうも騒がしい夢を見てしまう。

ゲームが悪いと言っているのではなくて、これは特性のためだと思う。
ゲームは多かれ少なかれ目標があるものだから、
自然に私の中の狩りの本能が目覚めてしまって、せかされるのだろう。
これがゲームの楽しさでもあるわけなので、自分で加減をするしかない。

あとは、どのゲームであっても、
「ここをもっとこうしてよ」というフラストレーションがある。
このゲームの本筋からはそれたところから生ずる欲求不満を、
どうやら私は、ずっとあれこれ考えてしまうようなのだ。

これを解消するには、どんな方法があるのか。
自分で工夫すればいいのか、それに費やす時間と労力はどうだ。
ゲームを作る側の想像力の問題じゃないか。
使う人にとってどうだろう、ということをもっと考えなかったら、
いくら夢があるストーリーでも惜しいじゃないか。など。

確かに、こういうことを考えるのは好きだけど、
でも寝ているときは解放されたいと思う。
ただでさえ、仕事で大きな問題が発生したときは、
夢の中でいろいろとシミュレーションをしてしまう。
そのおかげで翌日うまくいくことは結構多いから、助かってもいるけど。

ということは、私にとって、仕事もゲームも脳の使い方が同じなのか。