ある経営者の方から、
私の声を聞きたいと。
少々脚色しますが、その方を身近に感じていた当時、周囲の評価は分かれていました。
「一所懸命である」と「?と思うようなところがある」と。
一方では、あの人は何事も一所懸命にやる人だと評価され、
他方では、あの人は凡ミスがあったり肝心なところが…と評価されていました。
私の見方はこうでした。
どちらも正しいというか、確かにミスやうっかりといったこともありましたし、
一所懸命であったのも事実です、一所懸命が故に空回りしていたこともありました。
そんな人が、その後、ご自身でビジネスを立ち上げて成功しています。
人は良い所よりも出来ていないところを特に見るのでしょうか。
そうした厳しい目は、売り手と買い手の関係においては当たり前かもしれませんが、
商売を上手につくっていく、継続していくという点からみると、
すべてに対し完璧にしなければ成立しないのか?
というと必ずしもそうではないと思います。
実際には、尊敬する方々をみても、「完璧」な人なんていません。
何が大切なのか、何が必要とされるものなのか。
体力・気力・能力というこの3つの要素も大切、必要ですが、
やはり、スタンスが、私は極めて重要であると思っています。
結果として、「人」の勝負なのかもしれません。
(他人との勝ち負けという意味ではなく、違いをつくりだしているのはという意味で)