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アニメ雑記【鋼鉄三国志】

2007年06月15日 03時16分00秒 | アニメ雑記
たまたま今日、テレ東のサイトを見たときに存在を知ったアニメ。

で、夜中はのだめを見る予定だったのでそのままおき続けてたった今見終わったところ。
詳しい話はWikipediaや公式サイトを見てもらえばいいのではしょるが。。

これでもミナミは三国志歴(なんだそれ)は20年近くになるし、三国志関連のマンガ、小説もかなり読んできた。龍狼伝だって連載第1話からずっと読み続けてるし、正史意外の三国志を認めないなんてことはない。無双シリーズも大好きだし。
三国志に関してはかなり懐は深いと自負している。

で、このアニメを今日初めて見た感想。。。
ストーリーは演義でいうところの赤壁前夜。諸葛亮だけでなく劉備・関羽・張飛も呉に乗り込んでいるのはまぁご愛嬌だ。

以下、登場人物などの簡単な感想。

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諸葛亮→ビジュアル的にも性格的にもほぼ演義と同じ。若くて髪はポニーテール。個人的に孔明は無双シリーズのイメージだが、まぁ許容範囲。

周瑜→これも演義に忠実と言っていいかもしれない。怜悧な軍師というイメージ。龍狼伝のと比較するとかなり似ている。全然許容範囲。

陸遜→本作の主人公。少年といっていい年齢だがまぁそんなところだろう。目が大きく、美少年だが許容範囲。諸葛亮となぜか師弟関係で、周瑜ですら師のためなら敵にまわす性格だが、この設定は一応許容範囲だ。

劉備→アフロっぽいピンクの髪に口紅ひいてルックスは完全に女。天然。だが関羽は器の大きいお方としてほとんど崇拝しているところはOK。こういう劉備も案外ありかも、と思ってしまった。

関羽・張飛→ほぼ演義のイメージどおり。

凌統・太史慈・呂蒙・甘寧→主要人物だが際立った特徴なし。まぁこんなもんかという感じ。

許褚→無口でスキンヘッド。へんなバイザーみたいなのをしていてロボコップっぽい。でもこれは許容範囲。

孫権→完全にどこからどうみても健気感漂う、思わず守ってあげたくなるような女性・・・にしか見えないが男。・・・絶句したがこれもいいか、という気になってしまった。

曹操→これも見た目は女、というかカマっぽい。まぁ劉備・孫権がアレだからいまさら違和感が沸かない。

曹仁→顔にへんな隈取りがあり、性格は演義とは正反対なエキセントリックな感じ。このビジュアルが龐統だったらよかったのにと思わなくはないが、まぁどうでもいいキャラなのでなんとも思わない。

張遼→性格は演義のイメージに近そうだ。ビジュアルは美形でパンクな若者という印象だが、許容範囲と言っておく。

玉璽→昔から伝わる強大な魔力?みたいなのを持つ宝器らしい。孫策はこのせいで性格が豹変したそうだ。こういう使い方は面白いと思った。

赤壁丸→魏の軍船。玉璽の魔力?で動いている。船首に大砲がある。なんだかなぁとあきれてしまったが、こういう設定はそれほど嫌いでもない。

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とまぁ、演義のテイストは40%くらいは残っていて、諸葛亮がかっこいいのと劉備の斬新なキャラが面白かったので期待できる!と思った。

が、しかし。

「向こうにささやかだが、席をもうけてある」という周瑜のセリフを聞いて頬を赤らめる甘寧。

なんだこれ?

「憶測だけで滅多なことを言うものではありませんよ」といって陸遜を抱きしめる諸葛亮

なんだこれ?

【マンガ100選】その27 アカギ

2007年06月15日 01時41分59秒 | マンガ100選
未完結だが『哭きの竜』と並ぶ麻雀マンガの金字塔。

『アカギ』
作者:福本伸行




ストーリー:
昭和33年。借金を抱えた南郷はヤクザ相手の命がけの麻雀勝負で窮地に陥っていた。そこにひとりの中学生が迷い込んできた。名を赤木シゲルという。
直感で赤木に賭けようと決めた南郷は赤木を代打ちに指名。麻雀初心者の赤木だが対局相手の竜崎をあっさり破る。続いて竜崎の代打ちとして登場した矢木すらも退けた赤木。さらに代打ちとして登場する盲目の麻士・市川をも破りいずこともなく姿を消す。




数年後。賭け麻雀を自身の利益に利用する悪徳警官・安岡の誘いで藤沢組の代打ち浦部と勝負した赤木はここでも浦部を破った。
そして舞台は日本の闇の帝王とも呼ばれる鷲巣巌との命を懸けた鷲巣麻雀に突入する。



感想:
福本作品独特のテイストは最初こそ抵抗あるかもしれないが深遠(?)な赤木ワールドはすぐにそれを気にしなくさせてくれる。とにかく赤木の天才っぷりが際立つというか、それがこのマンガの売りである。
赤木自身は天才的な読みと度胸によって圧倒的に不利な状況を覆し、そしてきちんと逆転劇の裏づけを解説してくれるところが親切。というかこの赤木解説は麻雀を深く知る上では非常に重要で、ミナミもこれを読んだときは麻雀が強くなった(気がした)。
心理描写が非常に長く(特に鷲巣編)、そのためストーリー進行はものすごく遅いのが難点ではあるが、おそらく鷲巣編はストーリーの終盤だと思われるため、長く続いて欲しいところではある。




もともとは『天』という作品に伝説の雀士として脇役で登場したのが始まり。なので、『アカギ』はスピンオフ作品になるのだが、その『天』ですらも最後は赤木の死をもって幕を閉じることを考えると作者にとっては非常に愛着のある人物(もしくは読者に非常に人気がある)といえるのだろう。ちなみに『天』での赤木の自殺(痴呆が進行していたため)を皆が引き止める場面は泣けるので『アカギ』ファンは必見。