Vシリーズ第2弾。今回は珍しく速攻解決。

『人形式モナリザ』
作者:森博嗣
ストーリー:
小鳥遊練無のバイト先である長野県のペンションに遊びに行った紅子、保呂草、そして香具山紫子の三人。そのペンションを経営している大河内家には複雑な血縁があり、近くの人形館を経営している岩崎家、そして美術館に絵を寄贈した中道家にもからみがあった。
美術館へ保呂草と紫子が美術館へ行くと、美術館に飾っていた絵が盗まれたという事件がおきていた。一方、人形館へ行った紅子はそこで岩崎家がやっている伝統芸能の乙女文楽を鑑賞した。
翌日、みんなで乙女文楽を鑑賞していると、舞台上で演技をしていた岩崎麻里亜が血を吐いて倒れた。あわてて人形館を閉じると、今度は舞台にいた祖母がナイフで刺されていた。
岩崎家には2年前にも同じような殺人事件が起きており、今回凶器で使われたナイフがその事件と対のものであることから、同一犯によるものと断定された。
果たして犯人は誰なのか…。
感想:
今回は登場人物がやたら多く、人間関係を覚えるのが大変(というか寝ぼけながら読んだので全然覚えられなかった)なのだが、これがわからないと事件の真相が読めない。紅子と保呂草は最初の段階で犯人を特定できており、実は真犯人を当てるだけなら難しくはない・・・らしい。ミナミはわからなかったが。
ただし最後の1行で大どんでん返しが待っており、これはさすが森作品だなぁと感心する。でも登場人物がきっちり頭に入っていたらもっと面白かっただろうなぁ。
また、今回は前作にもましてぐちゃぐちゃな会話(ほんとに意味のない会話)が多く、そこは正直言って好きになれない。もっとスタイリッシュにしてほしいと思った。それさえなければ傑作なんだけどなぁ・・・と個人的には思ってる。
あと、紅子のエキセントリックな性格についていけないっていうのが一番きついなぁ。
林の愛人の祖父江七夏が初登場。紅子との顔合わせの時は大人しい女性っぽく描かれていたが、そのあと思いっきり期待を裏切られた。
タイトルの意味は最後の方でやっと明かされる。

『人形式モナリザ』
作者:森博嗣
ストーリー:
小鳥遊練無のバイト先である長野県のペンションに遊びに行った紅子、保呂草、そして香具山紫子の三人。そのペンションを経営している大河内家には複雑な血縁があり、近くの人形館を経営している岩崎家、そして美術館に絵を寄贈した中道家にもからみがあった。
美術館へ保呂草と紫子が美術館へ行くと、美術館に飾っていた絵が盗まれたという事件がおきていた。一方、人形館へ行った紅子はそこで岩崎家がやっている伝統芸能の乙女文楽を鑑賞した。
翌日、みんなで乙女文楽を鑑賞していると、舞台上で演技をしていた岩崎麻里亜が血を吐いて倒れた。あわてて人形館を閉じると、今度は舞台にいた祖母がナイフで刺されていた。
岩崎家には2年前にも同じような殺人事件が起きており、今回凶器で使われたナイフがその事件と対のものであることから、同一犯によるものと断定された。
果たして犯人は誰なのか…。
感想:
今回は登場人物がやたら多く、人間関係を覚えるのが大変(というか寝ぼけながら読んだので全然覚えられなかった)なのだが、これがわからないと事件の真相が読めない。紅子と保呂草は最初の段階で犯人を特定できており、実は真犯人を当てるだけなら難しくはない・・・らしい。ミナミはわからなかったが。
ただし最後の1行で大どんでん返しが待っており、これはさすが森作品だなぁと感心する。でも登場人物がきっちり頭に入っていたらもっと面白かっただろうなぁ。
また、今回は前作にもましてぐちゃぐちゃな会話(ほんとに意味のない会話)が多く、そこは正直言って好きになれない。もっとスタイリッシュにしてほしいと思った。それさえなければ傑作なんだけどなぁ・・・と個人的には思ってる。
あと、紅子のエキセントリックな性格についていけないっていうのが一番きついなぁ。
林の愛人の祖父江七夏が初登場。紅子との顔合わせの時は大人しい女性っぽく描かれていたが、そのあと思いっきり期待を裏切られた。
タイトルの意味は最後の方でやっと明かされる。