金時草は、ほたる農園の定番品です。
5月中旬から10月下旬(霜の降りるまで)収穫、直売出荷しています。
他にも出荷者がいますがどうも長続きしない。
越冬技術を知らないため春先の購入苗に頼らざるをえず、
栽培株数の確保に限界があるかららしいのです。
金時草の越冬方法は色々あるようですがこれは、
年内に挿し木で苗を作ってしまう私流の方法。
成株の脇枝先端部約10~15cmを切り取り、
一般的な挿し木(差し芽)の方法にのっとり、
先端部を残し葉を切り落とします。
この時気をつけるのは、
葉が出ている節節には必ず脇芽が出ていますが、
この脇芽を掻き落としてしまわず温存させることです。
越冬中或いは来春に苗が成長を始めると、
脇芽も伸びて苗の低い位置から脇枝が伸びて、
脇枝たっぷりのいい成株に育つからです。
挿し木床は72穴セルトレイに鹿沼土(細粒)を詰めたものを使用。
各セルにⅠ本ずつ挿し木(箸等で穴を開けて)します。
プラスチック衣装缶などに収納するなど適当な湿度を保って管理すれば、
約一か月弱でしっかり発根しますのでポリポット鉢に鉢上げします。
その後の管理は後日・・・。
今日の挿し木本数は72穴セルトレイ2枚、すなわち144本でした。