赤いルバーブのほたる農園たつの

赤いルバーブ7品種!これが「ほたる農園たつの」の主力作物です。

ルバーブは強し!

2015-01-30 10:51:52 | ルバーブ栽培記
今日もルバーブ談義です。

昨日、まだ雪で覆われている畑を巡回して発見!です。

昨年12月上旬、ルバーブの畝割り変更のため幾株か移植しましたがその際、

掘り上げで発生したクズ株、不要株を畑の隅に放置しておきました。

その場所の雪が部分的に溶けて、放置ルバーブの根株が露出していました。

驚きましたね~

ルバーブの根株が生きている!

芽が出ている!どころか、一部は芽の部分が肥大しているではありませんか。















シベリア原産の植物ですからむべなるかな!かもしれません。

結婚してカナダに住んで居る近隣のお宅の娘さんが里帰りして、我が家の畑のルバーブを見て、

「カナダでは野山に自生しているよ~」と驚いていたそうですが、

これなら本当に土手に植えといても育ちそうです。

我が家のルバーブは品種改良を重ねた園芸種で、

大金を投じて輸入したものですからそうもいきませんが・・・・。

上の画像を見て、ルバーブの増殖法について幾つかのヒントを得ることができました。











ルバーブの成長は物凄く早い

2015-01-28 14:57:48 | ルバーブ栽培記
     今日のルバーブ談義は、
     イギリスからグラスキンパーペチュアル、ビクトリアの2品種の種を輸入できたので
     その育苗・栽培経験記です。
     
     ルバーブは種から育てると親の形質を受け継がず緑色になってしまうが稀に、
     赤茎のものが出現すると外国のサイトでは明言しています。
     ところが、ルバーブの苗を販売している日本の複数の育苗業者さんへ問い合わせると、
     「外国から種を輸入育苗しているが、日本の気候が合わないせいか緑茎のルバーブしか
     発現しない」とのお返事でしたが、そんなことないんですね。

     外国のサイトの解説を頼りにして種から育苗し、
     稀に生ずる赤茎のものを選抜しようという動機から、
     種からの育苗にも挑戦したという訳です。
    
     さて、以上の論調からすると、緑のルバーブは悪者扱い、価値がないが如くいっている
     ように聞こえますが1年の栽培経験からすると、
     緑色も捨てたものではないんですね。

     どなたかが仰っていましたが、
         「味覚の緑、見栄の赤」
     を実感しています。
     


14,1.22 種まき
     ネット上の栽培マニュアルでは、気温が上昇する5月頃が種まき適期とされていますが、
     ルバーブ栽培の本場であるイギリスなど外国のネット上の栽培マニュアルでは加温育苗が
     推奨されていますのでそれに従い、早々に種まきしました。
     寒地の野菜保存用の発泡スチロール箱の底にタキイのホットバーンを敷いて、
     種を撒いたセルトレイを載せるという簡易な加温育苗装置です。



14.1.26 発芽が始まる
     種まき後約1週間で発芽が始まりました。
     セルトレイの下の赤い板は、タキイのホットバーンです。




14.2.16  子葉展開
     子葉2枚が展開するまでは結構時間がかかりました。約1か月。





14.2.18  鉢揚げ
     本葉が2枚になったのでポリポットに鉢揚げしました。
     種まき後約1か月といったところでしょうか。





14.3.11  畑に定植
     本葉が4~5枚に展開し、ポット鉢が手狭に感じられるようになったので、
     思い切って畑に定植しました。
     そうはいっても秋には、ルバーブの地上部は霜で枯れると聞いていますので、
     幼苗が氷点下の気温、遅霜にあったらひとたまりもないことは明白です。
     標高750mの当地は、3月になっても氷点下になることは度々ですし、
     5月下旬に遅霜がくることもよくあります。
     そこで不織布をべた掛けしてリスク回避を図った次第です。



14.10.23  こんな大株になっています

      気温も上昇しだした5月以降のルバーブの成長は驚くスピードです。
      次々に新芽が上がり、どんどん茎が立ち上がり大株になってきましたのでこの間、
      何回も茎を採取し、ジャム、ジュースなどに加工し楽しんだことは言うまでもありません。
      ネット上の栽培マニュアルでは、
      初年度は株が弱るので収穫は控えた方がいいとされていますが、
      5月頃種まき(遅まき)の場合を想定してのことのようです。
      





14.12.3  畝割りの変更のため一部を移植
      何種類ものルバーブを畑のあちこちに植えてしまったので将来、
      株数が増えた場合に備えて畝割りを整えるため、
      一部の株を移植しました。
      「移植」はいいんですけど大変な作業でした。
      地下の根部が画像のような大変な大株になっていて、
      ツルハシでかなり大回りに掘り起し更にスコップで土揚げし、
      それでもゴボウ根の先端部は切断せざるをえませんでした。
 



14.12.3

赤茎ルバーブ・クリムゾンチェリーの根株の輸入顛末記

2015-01-20 10:29:54 | ルバーブ・クリムゾンチェリー
色々、調べまくったところ、真っ赤なジャムが出来る赤茎系のルバーブが栽培、販売されているのは、
長野県富士見町と北海道十勝地方の生産組合、他に個人数人がいらっしゃる事は分かりましたが、
何れも根株は門外不出扱いで一般に株を入手することは不可能なんです。
そんな事情で、全部が直販で市場には出回っていないことも分かりました。

ならば、輸入すればいいじゃないか!と無謀にも志した「ルバーブ輸入」でしたが、
どっこい!事は簡単ではありませんでした。

ルバーブには色々な品種があり、イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカなど西欧各国で
独自の品種改良が進められ栽培されているようですから先ず、
どこの国から、どの品種を輸入するか迷いましたが、
アメリカに植物輸入代行業者さんが見つかりましたから、
北海道・十勝地方で栽培されているアメリカで一番人気のクリムゾンチェリールバーブの輸入に照準を定めました。


もちろん、輸入実務は植物輸入代行業者さんに依頼しましたが、
ルバーブ及びクリムゾンチェリールバーブには、固有の問題がありました。
 
クリムゾンチェリーはアメリカ・オレゴン州の特産品として門外不出扱いですから、
輸出に応じてくれる農場がありませんでした。
ネットで散々探し回りようやく某農場にOKしていただけました。
 
次は植物検疫の規制をクリアしなければなりません。
ルバーブには、一般的な植物検疫規制の他に、
「栽培地検査」と言って、農務省の検疫管が栽培農場に出向いて、
「テンサイシストセンチュウ」という病害菌が土壌中にいないか検査してもらい結果を、
植物検疫証明書に「追記」という形でサイン(証明)してもらう必要があります。

常識的に考えて、こんな面倒な事をしてまで輸出に応じてくれる農場はありませんから実質日本では、
「輸入禁制品」扱いになっているのがルバーブという植物です。
 上の画像が取得した「植物検疫証明書」ですが、右下のサインが「追記」です。
 
苦労しましたね!このサインをいただくのに・・・。



昨年、12月18日、アメリカから根株が到着しました。
予想以上に状態の良い大塊茎で欣喜!
これだと、今年から収穫できそうです。






早速、畑に定植したのが昨年12月22日です。
当地の畑は既に雪に覆われ、表面はコチコチに凍結していましたが、
スコップで掘り起し定植しました。合計30塊茎です。
一応、定植か所に目印棒を立ててあります。
ルバーブはシベリアの原野が原産地で寒さにはめっぽう強いのです。




実は、このクリムゾンチェリールバーブの輸入劇は2度目のことです。
昨年の1月に10株を輸入しましたが、前述のような事情で輸入に4か月余を費やしたため、
状態のいい根株が無くなってしまい半不良品を輸入する嵌めになってしまったことに加え、
畑に定植せず地下室に保管するという最悪のことをしてしまったため全部腐ってしまったのです。
大変な授業料を払ってしまいました。

クリムゾンチェリールバーブの輸入に成功したのに気をよくして引き続き、
ドイツから4種類の根株、イギリスから2種類の種の輸入に成功し昨年から、
合計7品種のルバーブの栽培を始めています。

順次、それぞれについても紹介しましょう!







ダイコン談義

2015-01-19 12:35:52 | 菜園

今日は、ちょっと話題を変えて、ダイコン談義です。

小生は毎年約5種類(秋、冬)前後の大根を栽培しています。

昨秋は耐病総太り大根、二年子ダイコン、上野大根(当地の地大根)、飯綱青大根(地大根)、紅くるり大根を
栽培しました。

二年子大根は今回初めての栽培ですが、半数はダイコン漬けにしましたがこれは美味しかった!
来年は漬物用に栽培しようと思っています。
残り半数(約20本)は、この寒い信州(マイナス15℃)で越冬できるか畑で実験中です。

今回は紅くるり大根と飯綱青大根の話です。

消化酵素の固まりである<ダイコンおろし>は、

朝食の必須レシピにしていますがおろし用に使用しています。

食卓がカラフルで楽しくなります。


                  <紅くるり大根>










                   <飯綱青大根>










ルバーブ(Rhubarb)事始めの記

2015-01-15 16:16:07 | ルバーブ栽培記

Gooブログにかって在籍していた以降も、家庭菜園は続いていますが、

ブログに再び目覚めたきっかけは、ルバーブ(Rhubarb)なる植物に出会ったからです。

一昨年の夏頃家内が知人から、緑色のルバーブの茎3本を貰い受けてきて、

ジャム加工したところとても美味い!と気に入り当家でも、

栽培して欲しいとリクエストされたことから事は始まります。


小生はこの時、スイスチャードと勘違いしていて、

どうせ栽培するなら、赤や黄色のものがよいと、

”赤いルバーブ”、”黄色いルバーブ”と色々ネット検索しますが、

”赤いルバーブ”の苗を売っている育苗業者さんは見つかりません。

幾つかの育苗業者さんが、”ルバーブ”の苗は売っていますが、

「種を輸入して育苗しているけれど、日本の気候が合わないのか、

緑色のものしか発現しないとのお返事でした。

後で、色々調べて分かったのですが、日本の気候のせいではなく、ルバーブ固有の特性として、

種は親の特性を受け継がないで基本的に緑色なるが稀に、赤色のものが発現する事がある。

赤色のものの増殖は株分けによるしかないのだそうです。

ルバーブ自体はまだまだレアな植物ですが、

よくよく小生宅近隣を見回したところ、

2軒で緑のルバーブが栽培されているのを発見しましたが、赤はありません。

基本的に日本で赤茎のルバーブ苗(株)は流通していないのです。

されど日本で赤いルバーブの栽培が皆無かというとそうではありません。

色々調べると数か所で栽培されているのです。

次回は、その辺の事情を記事にしたいと思います。