ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

宇都宮二荒山神社

2013年07月03日 21時14分24秒 | 訪問地周辺

宇都宮市にある二つの施設を訪問しました。少し早めに着いたので、二荒山神社に寄ってみました。階段は由緒坂というようです上ったところに由緒がありました。
二荒山神社は大変歴史が古く、第10代崇神天皇の御代にさかのぼることができる神社だそうです。
何度も火災にあい、近年に入ってからも天正13年、安永2年、天保3年、更に明治維新の戊辰の役と4度もあって古い史料のほとんどが消失しています。
現在残っている社記には、第16代仁徳天皇の御代(今から約1600年前)に
毛野國が上下の二国に別けられ、御祭神豊城入彦命の4世孫奈良別王(ならわけのきみ)が下毛野國の国造に任ぜられ、この時祖神である豊城入彦命を荒尾崎(下之宮)に祭神として祀ったのが始まりで、その後承和5年(838)に現在の地臼ヶ峰に遷されたと伝えられています。下野国一宮となっています。一宮については追加記事に載せました。
社殿何度も火災にあい、現在の社殿は明治10年に再建されたものだそうです。神社は宇都宮城の真北に当り、大通りの大鳥居から表参道石段・95段を登り詰めた処に
唐破風神門があり、中央奥に本殿・拝殿があります。本殿左手に初辰稲荷神社(豊穣・商業の神)があり、その右側に「明神の井戸」があります。この井戸は宇都宮の名所、七木・七水・八河原の1つで昔から名水として知られ、明治天皇行幸の折にもこの水でお茶を立て陛下より賞賛の御言葉をもらったそうです。明神の井戸と手水舎水盤こんなものもありました。与謝蕪村句碑
アジサイは見頃でした。
一宮(いちのみや)とは、ウイキペディアによると:ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことである。一の宮・一之宮などとも書く。通常単に「一宮」といった場合は、令制国の一宮を指すことが多い。一宮の次に社格が高い神社を二宮、さらにその次を三宮のように呼び、更に一部の国では四宮以下が定められていた事例もある。『「一宮」の選定とその背景』では、選定基準を規定した文献資料は無いが、一宮には次のような一定の形式があるとしている。
1.原則的に令制国1国あたり1社を建前にした。
2.祭神には国津神系統の神が多く、開拓神として土地と深いつながりを持っており、地元民衆の篤い崇敬対象の神社から選定されたことを予測できる。
3.全て『延喜式神名帳』の式内社の中から選定された1社であるが、必ずしも名神大社に限られていない。(異説あり。後述の「変遷と争い」を参照。)
4.必ずしも神位の高きによらないで、小社もこれに与かっている。

また、『中世諸国一宮制研究の現状と課題』では、諸国一宮が少なくても次のようなそれぞれ次元を異にする3つの側面を持つとしている。
1.氏人や神人などの特定の社会集団や地域社会にとっての守護神。
2.一国規模の領主層や民衆にとっての政治的守護神。
3.中世日本諸国にとっての国家的な守護神。
一宮と称するものは全国に多数あるようです。

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