名古屋・一宮への出張(5月29日・30日)で、犬山城と真清田神社を見てきました。名古屋へは年に2回ほど出張しますが、名古屋城以外はなかなか見られませんでした。今回は一宮に行く途中で犬山城を訪れました。国宝犬山城は、室町時代 の1537年に建てられ、天守は現存する日本最古の様式です。また、天守が国宝指定された4城のうちの一つです。木曽川沿いの高さ約88メートルほどの丘に築かれた平山城です。
別名の白帝城は、木曽川沿いの丘上にある城の佇まいを長江流域の丘上にある白帝城を詠った李白の詩「早發白帝城」(早に白帝城を発す)にちなんで荻生徂徠が命名したと伝えられています。
一宮ではその地名の元となった真清田神社(尾張國一之宮)に伺ってきました。境内は一宮市の中心、本通りの正面目抜きにあり、一宮市が、神社を中心として発達した町であることが分かります。古い御社殿は特有の尾張造りの形式を備えた神社でしたが、昭和20年戦災で焼失。その後、昭和32年に本殿以下諸社殿、同36年に楼門が再興されました。現在は、正面参道の楼門を入って正面に拝殿(切妻造)、祭文殿(切妻造)、渡殿(切妻造)、本殿(流造)を、連接した新しい真清田造りの華麗雄大な御社殿です。本殿・渡殿は平成18年に文化庁より国の登録有形文化財に指定されました。