労働組合の中高年部の宿泊研修会の講師を依頼され「食の安全」についての講演をしてきました。組合員の慰労をかねての研修会でした。途中で白鳥が飛来している瓢湖に寄りました。
白鳥の渡来地として全国的に有名な瓢湖。 昭和29年、故吉川重三郎氏が日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功したことで注目を浴び、その後、国の天然記念物に指定されました。毎年10月上旬に第一陣が訪れ、3月下旬まで滞在するそうです。 11月28日現在で5,800羽を超える白鳥が飛来しているとのことでした。
シーズン中は、毎日9時、11時、15時の1日3回餌付けが行われるそうです。
白鳥は3時の餌付けにもどるらしいのですが、それまでは外に食事を探しに行っていもとのことで、近くにはほとんどカモ類で、白鳥は最も遠いところに集まっていました。在来(外に餌を探しにいかない)居ついてしまった?白鳥はお客さんがくれる餌を鴨と争っていました。
瓢湖の脇に水原八幡宮がありました。
こちは金子兜太氏の句碑らしいです。帰って自宅で調べたところ、「霧に白鳥白鳥に霧というべきか 兜太」と書かれているようです。海竜社「俳句人生」にこの句が掲載されているそうです。
朝の目ざめぎわの夢に、白鳥と霧のとけ合った幻想風な美しい映像を見ていた。ずいぶん前にこの句ができて、その後もときどき夢に見るのだが、こんなときは体調がよいのである。(兜太)
ということらしいです。竹丸さんという方のブログhttp://kanekotohta.blog.fc2.com/blog-entry-397.htmlにでていました。金子兜太氏は私の高校の先輩(旧制中学校)です。
隣はというお寺さんです。元和4年(1618) 長楽寺十世超岸元悦禅師により開創されたとのことです。
蒲原三十三観音とは、新潟県北部 阿賀野川下流域周辺に散在する札所で、元文年代(1736~)将軍吉宗の頃、水原町の長楽寺第17世住職如霖道実和尚により創設されたものだそうです。
庭木には雪吊りがなされていました。