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テロリスト集団PKKの待ち伏せ攻撃に全国民の怒りと悲しみ

2011年07月17日 | 国内
7月17日 木曜、ディヤルバクルのシルヴァン地区で、待ち伏せ攻撃で13人の兵士が死亡、7人が負傷したのをご存知でしょうか。言うまでもなく、悪名高いテロリスト集団PKK(クルド労働者党)の仕業です。
全国民の怒りと悲しみの中で、金曜、13人の葬儀が行なわれました。

 Hurriyet

エルドアン首相は「治安部隊が彼らにしっかり返礼するだろう」と語気を強めました。
ギュル大統領も、主要野党のリーダーたちも、この攻撃を非難しています。
国会も臨時会議を開いて、この襲撃を非難しました。

しかし、クルド系政党・平和民主党(BDP)は、この攻撃は、クルド人の権利の要求に政府が応じなかった結果だと主張しています。

この攻撃は、与党AKPとBDPが、クルド系議員の議会ボイコットについて話し合いを持った同じ日に起こりました。

“民主的自治権”を宣言する、ヴァン選出のクルド系無所属議員
アイシェ・トゥールク女史 Hurriyet


同じ日の午後、PKKとリンクしているといわれるクルド傘下の組織・民主社会会議(DTK)は、トルコ東南部の“民主的自治権”を宣言しました。彼らのテロと政治活動が連動していることはまちがいないでしょう。

この宣言は、攻撃のあった日、ディヤルバクルで850人を集めた集会の最後に行なわれました。
クルド系政党平和民主党(BDP)の議員たち、地元の町長たち、NGOのメンバーもこの集会に参加したそうです。


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