11月24日 イスタンブル裁判所は11月23日、逮捕されている小説家アシュル・エルドアンさんと言語学者ネジミエ・アルパイさんに対して、ひとつの容疑に関しては釈放命令を出しましたが、もうひとつの容疑では、2人の逮捕は合憲とする判決を下しました。2人は親クルドの日刊紙「オズギュル・ギュンデム」の調査の一環として、テロ容疑で逮捕されていました。
Hurriyet
いまも逮捕されているエルドアンさん(右)とアプライさん
「イスタンブル第23高等犯罪裁判所」は、11月11日、国家統合を破壊させようとしたという告訴に関しては、エルドアンさんとアプライさんに証拠不十分で釈放命令を出しましたが、2人がテロ組織のメンバーだったという告訴には逮捕継続を命じました。裁判所はまた、同紙の編集者イナン・クズルカヤ氏と編集長ザナ・カヤ氏の逮捕継続の判決を下しました。このケースの裁判は12月29日に行われます。
32頁の起訴状は、エルドアンさんとアプライさんを含む9人の容疑者に、終身刑を最高とする禁固刑を命じています。武装テロ集団のメンバーであり、国家の統合を破壊し、テロの宣伝をしたとして告訴された容疑者たちの刑期は、6年半から17年半までです。
裁判所は、PKKの宣伝をしたとしてオズギュル・ギュンデム紙に発行停止を命じた後、8月19日、同紙の顧問委員会のメンバーだったエルドアンさんを、テロ組織に参加しているとして逮捕しました。アルパイさんは31日、テロ組織のメンバーとして逮捕されました。
オズギュル・ギュンデム紙はPKKの宣伝をし、PKKのメディアとして機能していたため、8月16日、発行停止になりました。
32頁の起訴状は、エルドアンさんとアプライさんを含む9人の容疑者に、終身刑を最高とする禁固刑を命じています。武装テロ集団のメンバーであり、国家の統合を破壊し、テロの宣伝をしたとして告訴された容疑者たちの刑期は、6年半から17年半までです。
裁判所は、PKKの宣伝をしたとしてオズギュル・ギュンデム紙に発行停止を命じた後、8月19日、同紙の顧問委員会のメンバーだったエルドアンさんを、テロ組織に参加しているとして逮捕しました。アルパイさんは31日、テロ組織のメンバーとして逮捕されました。
オズギュル・ギュンデム紙はPKKの宣伝をし、PKKのメディアとして機能していたため、8月16日、発行停止になりました。
ロシアとの友好関係復活後、50万のロシア人がトルコを訪れた
ジェット機危機が終わり、トルコとロシアの友好関係が復活して、ロシアがトルコ行きチャーター便を解禁した後、約50万のロシア人ツーリストがアンタリヤを訪れたと、ドーアンニュースが報じました。
Hurriyet
ロシア人はトルコのリゾート地アンタリヤが大好き
この3か月間で、総計43万2000人のロシア人が、トルコ南部のリゾート地アンタリヤを訪れました。今年の初めから8月までは、ジェット機危機のせいで、ロシア人ツーリストはたったの2万人でした。アンタリヤを訪れたロシア人の数を、1月から8月と、9月から11月を比較すると、ほぼ96%増加しています。エルドアン大統領がロシアのプーチン大統領に、ロシア機撃墜について遺憾の意を表明してから、両国関係の正常化が始まりました。
エルドアン大統領は8月9日、セントペテルスブルグを訪れ、友好関係復活後初めて、プーチン大統領と面談しました。これは7月15日のクーデター後、エルドアン大統領の初の外国訪問でもありました。ロシア人ツーリストを失うことは、トルコ観光産業にとって大きな打撃です。それでなくても、トルコはIS(イスラム国)やPKK(クルド労働者党)のテロで観光分野に打撃を受けているのです。
チャーター便解禁後の9月2日、ロシアからの初のチャーター便がツーリストを乗せてアンタリヤに到着しました。その後2000便以上のチャーター便がトルコに来ています。
2015年11月24日、シリア国境沿いのトルコ領空に入ったロシア戦闘機を、トルコは、警告後、撃墜し、その後、ロシアはトルコに対し、チャーター便禁止など、多くの制裁を課してきました。
エルドアン大統領は8月9日、セントペテルスブルグを訪れ、友好関係復活後初めて、プーチン大統領と面談しました。これは7月15日のクーデター後、エルドアン大統領の初の外国訪問でもありました。ロシア人ツーリストを失うことは、トルコ観光産業にとって大きな打撃です。それでなくても、トルコはIS(イスラム国)やPKK(クルド労働者党)のテロで観光分野に打撃を受けているのです。
チャーター便解禁後の9月2日、ロシアからの初のチャーター便がツーリストを乗せてアンタリヤに到着しました。その後2000便以上のチャーター便がトルコに来ています。
2015年11月24日、シリア国境沿いのトルコ領空に入ったロシア戦闘機を、トルコは、警告後、撃墜し、その後、ロシアはトルコに対し、チャーター便禁止など、多くの制裁を課してきました。
「トルコ加盟交渉凍結に関する投票はトルコには価値がない」大統領
「トルコのEU加盟交渉の凍結に関する欧州議会の投票は、トルコにとっては価値がない」と、11月23日、エルドアン大統領が言い、“テロリスト組織に味方する”ヨーロッパ批判をくり返しました。「明日、欧州議会は、トルコのEU加盟交渉について投票を行うだろう。事前に言っておくが、この投票は結果がどうあれ、トルコにとって価値はない」
Hurriyet
「わが国は多くのEU諸国以上に、ヨーロッパの価値観に留意してきたことを、何回となく示しているが、ヨーロッパ諸国から具体的な支持を示されたことはなかった。約束は守られなかった」と、エルドアン大統領は言いました。「欧州議会の投票は、議会がテロ組織を守り、味方していることを示すものだ」
欧州議会のメーン・グループは、クーデター後のエルドアン大統領の行動に対して、トルコとの加盟交渉を凍結するために、今週、投票を行うと言っています。投票は11月24日、ストラスブールで行われます。
「欧州議会は、トルコとの交渉を打ち切る法的権限は持っていないが、投票は交渉終結の勧告的決議という結果になるだろう。しかし、これには法的拘束力はない」と、アンカラの外交情報源はHurriyet 紙に語りました。
欧州議会のメーン・グループは、クーデター後のエルドアン大統領の行動に対して、トルコとの加盟交渉を凍結するために、今週、投票を行うと言っています。投票は11月24日、ストラスブールで行われます。
「欧州議会は、トルコとの交渉を打ち切る法的権限は持っていないが、投票は交渉終結の勧告的決議という結果になるだろう。しかし、これには法的拘束力はない」と、アンカラの外交情報源はHurriyet 紙に語りました。
「ときどきダイアリー」ヘ