トルコのトピックス

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南西部海岸で森林火災が3日間つづいた

2017年07月04日 | 国内
7月5日 猛烈な熱波の中、トルコ南西部で森林火災が3日間つづき、何百ヘクタールが灰燼に帰しました。

 Hurriyet

エーゲ海岸のイズミル県メンデレス地区で、森林が3日間燃えつづけ、およそ800ヘクタールが灰燼に帰しました。消火ヘリコプター11機と水陸両用機4機が、早朝、離陸し、森林地帯にひろがる火と戦いました。当局は80%の火は消火したので、これ以上ひろがる危険はないと言っています。イズミルのアジズ・コジャオール市長も、7月3日、火事の85%は制御したと言っています。消火活動はまだつづいています。

森林総局のイスマイル・ウズメス局長は、7月2日、記者団に、火の原因はガラス瓶だという説について、確かな情報はないが、人為的な原因だと思うと言っています。ウズメス局長は市民に、森林でピクニックした後は、きちんと片づけるよう勧告しました。ウズメス局長はまた、この3日間で、全国で147か所で、森林小火があったと言いました。地中海地方メルシン県アナムールの森林でも、松林200ヘクタールが焼け、3日めに鎮圧されました。


エーゲ海地方でネアンデルタール人の痕跡を発見


エーゲ海地方ウシャク県のシュルメジク発掘現場で、20万年昔の遺物が発見され、旧石器時代に生きていたネアンデルタール人の生活様式が明らかになってくると期待されます。

Huuriyet

アンカラ大学考古学部のハルン・タシュクラン学部長は、自分たちはシュルナクの発掘現場で、旧石器時代の多くの遺物を発見したと言いました。「このエリアは旧石器時代に光を当てる、きわめて貴重な場所となった」

「私たちはこの場所を2年間発掘し、8万点の遺物を集めました。このシーズン出土した物の中には、ネアンデルタール人が狩りに使っていた手斧や矢尻などがありました。私たちは、以前、ウシャクとその周辺では、初期ブロンズ時代の物までしか発見できなかった。後期新石器時代のものもありましたが、いま、私たちは、シュルメジクの出土品のおかげで、20万年昔のこの都市の歴史に触れることになりました。エーゲ海地方には、こんなに多くの遺物が出土する、こんな大きな屋外居住地は他にありません」


ヤロヴァで洪水が家屋や温室を直撃

7月4日、ヤロヴァ県チュナルジュク地区で、洪水が多くの家屋や温室にダメージを与えたと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

コルの町で、早朝大雨が降った後、洪水が起こり、修理中の川が溢れ、花を育てている多くの温室と家屋の土台が水没しました。家から出られなくなった人々は、消防団と災害管理チームの努力で救出されました。コル=チュナルジュク間の自動車道路も、洪水のため通行止めになりました。

ヤロヴァのトゥーバ・ユルマズ知事はコルの町に駆けつけ、「洪水の原因は大雨のためか、川の修理にミスがあったのか、調査を始めました」と語りました。


トルコの貨物船に発砲したギリシャを、トルコは強く非難

7月3日、ギリシャの沿岸警備船がトルコの商船に発砲した事件で(7月4日の頁参照)、トルコ外相がギリシャを強く非難しました。

 Hurriyet

外相は声明文で、貨物を積んだトルコ船M/V ACTが、トルコ南部のイスケンデルンから北西部のイズミット湾に向かっているとき、ギリシャの警備船から攻撃を受けたと言っています。「この不愉快な事件に、ギリシャ当局がなにも対応しないことを強く非難する」と声明文は言っています。「トルコの港から他の港へ向かう無防備な船に発砲することに、正当性はあり得ない。弾丸はめくら滅法に発射されている。この事件で死傷者が出なかったのが、せめての慰めだ」

攻撃を受けた商船は、その後、トルコの沿岸警備船に守られて、トルコ南西部のマルマリスの港に入りました。公正発展党(AKP)のニハト・オズテュルク議員が、ドック入りした船を視察しました。オズテュルク議員は、乗組員13人の船に、20発の銃弾が撃ち込まれていたと、記者団に語りました。「もし弾丸の1発が乗組員の1人に当たっていたら、いま、われわれの発言は違ったものになっていただろう」と、議員は言いました。

フィクリ・ウシュク防衛相も、4日、この事件を非難しました。「国際水域を航行していた船に発砲したことは、どんな理由があっても認められない。論外の事件だ」と、ウシュク防衛相はTRTニュースに語りました。「無防備の商船に対する発砲を合法化できる理由はない。ギリシャの国内警察は小さな事件としか見ていないようだが、受容できない。最近、ギリシャは挑発的な行動に出ることが多い。わが国は必要なときには、必要な対応をする」


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