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市の女性作業員が墓場でダンスして解雇された

2017年07月25日 | 国内
7月26日 黒海地方のゾングルダクで、共同墓地の管理を担当していた、市の女性作業員2人が、墓地でダンスしている姿をソシアルメディアで流されて解雇されました。

 Hurriyet

2人の女性はゾングルダクのエレーリ地区で、6か月間、雇われていました。市営墓地の清掃をしながら踊っていた女たちのビデオは議論を呼びました。エレーリ区はこの事件に関して声明文を出し、2人を解雇したと発表しました。

「ビデオの女性作業員たちは、エレーリ区が6か月間雇った臨時作業員です。市営墓地の管理を担当していた2人の身上は、エレーリ区の制度に合致しないので、2人との契約は解消しました」と声明文は言っています。

・・・トルコ人、ダンス好きですからね。でも、お墓場で踊っちゃいけません。


「トルコに報道の自由はない」最大野党CHP党首

最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首が、現在行われているジュムフリエト紙のジャーナリストと幹部17人の裁判に言及し、トルコには報道の自由はないと言いました。

 Hurriyet

「109年前に“報道の自由の日”が定められ、メディアに対する検閲は解除されたはずだ。しかるに、ジュムフリエトのジャーナリストたちは、この日を祝うことができなかった。この日、ジュムフリエト紙に対する裁判の最初の審問が行われた。トルコ共和国と同年であるジュムフリエト紙には祝日はなかった。トルコに報道の自由はない」と、クルチュダルオール党首は、「報道の自由の日」の109周年記念日の25日、国会のグループ集会で語りました。

ジュムフリエト紙のムラト・サブンジュ編集長、アフメト・シュク氏、カドリ・ギュルセル氏、漫画家ムサ・カルト氏ら、ジュムフリエト紙の17人の幹部とジャーナリストは、24日、初めて法廷に現れました。ギュルセル氏、サブンジュ編集長、カルト氏を含む17人のうち11人は、2016年10月から、シュク氏は2016年12月から拘留され、抗弁のときを待っています。

 Hurriyet

324頁におよぶ起訴状は、ジュムフリエト紙は在米説教師フェトフラー・ギュレンのネットワークに、事実上、乗っ取られていると主張しています。フェトフラー・ギュレンは2016年7月15日の未遂クーデターの背後にいたと考えられています。

「FETO(フェトフラー・テロリスト組織)のようなテロ組織と戦ってきた新聞が、FETOに関与していたとして告発され、その記者たちが投獄されている。まったく筋の通らない話だ」とクルチダルオール党首は言っています。

クルチダルオール党首はまた、ジャーナリストたちに対する検事の起訴状を批判し、最初の起訴状は、いまFETOのメンバーとして投獄されている、ある検事が作成したものだ言いました。「カドリ・ギュルセル氏は審問で、子供を抱きしめたいと言ったが、彼らはそれを許さなかった。アフメト・シュク氏も、自分の宝物である娘を抱きしめたいと言って拒否された」

審問は今週末までつづくでしょう。検事たちはジャーナリストたちに、テロの罪で判決を下そうとしています。また、シュク氏は、非合法組織クルド労働者党(PKK)と非合法組織「革命人民の党・フロント」(DHKP-C)を支援し、そのメンバーでもあったとして、7年半から43年の禁固を求められています。


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