トルコのトピックス

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「ジャーナリストたちは逮捕せずに裁判するべきだ」ギュル前大統領

2017年07月28日 | 国内
月30日 アブドゥラ・ギュル前大統領が、7月28日、ジュムフリエト紙のジャーナリストは、逮捕せずに裁判するのが妥当だろうと言いました。

 Hurriyet
お久しぶりです、ギュル前大統領


「私はいつも、ジャーナリストは逮捕せずに裁くのが正当だと言っている。いま私は、ジュムフリエトのジャーナリストたちも逮捕されずに裁かれるのが正当だと考えている。裁判所は自身の信念に従って、判決を出すだろう」と、ギュル前大統領は、イスタンブルのサリエル地区で金曜礼拝をすませた後、記者団に語りました。

ジュムフリエトのジャーナリストと幹部の最初の審問の最後の日の夕刻、判決が発表されると思われます。ジュムフリエト紙のジャーナリストと幹部17人は、この5日間で証言を終えました。


アメリカがトルコに、ジュムフリエト紙ジャーナリストの釈放を勧告

アメリカが、ジュムフリエト紙の幹部とジャーナリスト17人の進行中の裁判に関して、「緊急条例下で恣意的に逮捕されたジャーナリストらが釈放されることを期待する」と発言しました。

 Hurriyet

「われわれはトルコ政府に、表現の自由、公正な裁判の保障、司法の独立性、その他、人権と基本的自由を尊重するよう、また、緊急条例下で恣意的に逮捕されたと思われるジャーナリストその他の人々を釈放するよう勧告しつづける」と、アメリカ国務省のヘザー・ナウアート報道官が、7月27日、記者団に語りました。

ナウアート報道官のこの発言は、ジュムフリエト紙のジャーナリストの裁判に関する質問に答えたものです。ジュムフリエト紙のムラト・サブンジュ編集長、アクン・アタライ事業部長、有力なジャーナリスト、カドリ・ギュルセル氏とアフメト・シュク氏、漫画家ムサ・カルト氏は、テロ関連容疑で告訴されました。17人の中12人は、2016年11月以来、塀の中です。裁判所は7月28日、暫定的判決を出すと思われます。


検事がジュムフリエトのジャーナリストら5人の釈放を要求

ジュムフリエト紙の裁判で、検事は、漫画家ムサ・カルト氏、ギュライ・オズ氏、トゥルハン・ギュナイ氏、ケマル・ギュンギョル氏、ビュレント・ウトゥク氏の5人を釈放し、ムラト・サブンジュ編集長、アフメト・シュク氏、アクン・アタライ氏、カドリ・ギュルセル氏は逮捕をつづけるよう要求しました。

Hurriyet
「われわれは全員の釈放を求める」ジュムフリエト裁判委員会のメンバーたち


検事はまた、シュク氏の証言に対して、刑事告訴を要求しました。テロを支援した容疑で告訴された17人のジャーナリストと幹部の証言は、7月28日、終わりました。ムラト・サブンジュ編集長、アフメト・シュク氏、カドリ・ギュルセル氏、漫画家ムサ・カルト氏を含むジュムフリエト紙のジャーナリストと幹部は、270日の拘留後、5日間の証言を終えました。

容疑者の11人は逮捕され、収監され、他の6人はすでに未決で釈放されています。28日朝、「ジュムフリエト裁判委員会」のメンバーたちは集会を開き、ジャーナリスト全員の釈放を求めました。


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トルコ警察がイスタンブルで26人のIS容疑者を拘束

2017年07月28日 | 国内
7月29日 17人の外国籍者を含む、少なくとも26人が、イスラム国(IS)関連容疑で逮捕されたと、7月27日、トルコ警察が発表しました。

 Hurriyet

イスタンブル警察の対テロ支部のチームが、シリアに居住していた、ISとの関連ありと見られる個人らを対象に作戦を行いました。トルコ特殊部隊の支援を受けた作戦で、イスタンブルの9地区の住居が手入れを受けました。警察は捜索中、IS関連の多くの書類やデジタル資料を押収しました。容疑者たちは取り調べのため、イスタンブル警察本署に連行されました。

トルコではISのテロで319人が命を落としています。ジハーディストらはトルコ国内で、自爆テロや、ロケット弾や銃による攻撃で、市民をターゲットにしてきました。

2015年10月10日のアンカラ駅の外で起こったテロ攻撃では、自爆者たちは、平和集会を行っていたNGOの人々や、左翼政党の支持者らをターゲットにしました。テロは2015年11月1日の総選挙の3,4週前に起こりました。


「ジュムフリエト紙の対ギュレン報道は無視された」被告コラムニスト

ジュムフリエト紙は、フェトフラー・ギュレンのネットワークの危険性について最初に報道したメディアのひとつだが、その報道は無視されてきたと、ジュムフリエト紙のコラムニスト、ヒクメト・チェティンカヤ氏が、7月27日、法廷で証言しました。

 Hurriyet
われわれは正義を望む」という見出しのジュムフリエト紙と「ジャーナリズムは犯罪ではない」というプラカードを掲げたプロテスターたち


ジュムフリエト紙のジャーナリストと幹部のテロ容疑裁判は、4日目になりました。逮捕されずに裁判を受けているチェティンカヤ氏は、証言で「私は51年間ジャーナリストであり、私の最も重要な報道はフェトフラー・ギュレンに関するものだった。しかし、ギュレン派に関する同紙の報道は無視されてきた」と言いました。

「私はこれまで170件も告訴を受け、その多くで私は無罪になり、罰金刑になったケースもあった。私が警察や司法や教育界に浸透しているFETO組織について書いたとき、政府はフェトフラー・ギュレンについてなにも知らなかった。私はアルトゥン・ネシル(黄金の世代)の名で、在米のFETO組織について書いたが、だれも無関心だった。私は国家からサラリーをもらっている連中のイマームの仮面を引っぺがした・・・しかし、政治家たちはいつも、あの組織は無罪だとし、私を偏見の持ち主だとした。私は“ギュレン先生様”に関するレポートで告訴された」と、チャティンカヤ氏は証言しました。


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「ドイツとの喧嘩が早く終わることを願う」トルコ人ビジネスマン

2017年07月28日 | 経済
7月28日 ドイツに住むトルコ人ビジネスマンたちが、トルコとドイツの最近の緊張への懸念を語り、両国の関係の早急な回復を求めています。

 Hurriyet

トルコとドイツの関係がこれ以上、悪化して欲しくないと、「独立産業人・ビジネスマン協会」北ライン=ウエストファリア支部の委員会メンバーのオルハン・ビレンさんが、今週、アナドル通信のインタビューで語りました。

ビレンさんは「両国の貿易がこんな厳しい数字になるとは、だれも予想していなかった」と言いました。両国間の貿易量は、2016年、350億ドルに達していました。ドイツはトルコのNO1の輸出パートナーであり、NO2の輸入パートナーでした。「ドイツに住むトルコ人にとって、政治的関係の正常化は非常に重要だ」とビレンさんは言いました。「ドイツの政治家たちの頑固さも、いい加減にして欲しい。そうしたいなら、トルコでやってくれ」

ビレンさんはまた、ドイツで投資したいトルコ人ビジネスマンが増えていると言っています。ケルンで輸入の仕事をしているトルコ人ビジネスマン、メフメト・ジャンバスさんは、近づく選挙で票を稼ぎたいドイツ人政治家たちが、トルコとの関係をぶっこわそうとしていると言っています。「トルコを国内政治の道具に利用しようとしているドイツ人政治家がいる」

「両国の問題がわれわれビジネスマンを悩ませている。われわれにプレッシャーがかかっている。それがわれわれの仕事に悪影響を及ぼしている」とジャンバスさんは言いました。


イスタンブルを豪雨が襲い、火事や鉄砲水が起こった

7月27日の夕方、豪雨がイスタンブルを襲い、市内で火事や鉄砲水を起こしました。

 Hurriyet

ハイダルパシャ港では、クレーンがオイルタンカーの上に倒れて爆発し、火事が起こりました。消防隊が駆けつけ、火事は収まりました。豪雨のために、市内の交通はほとんど止まりました。シシリ地区では、共同墓地の塀が崩壊し、怪我人が出たという報道がありました。少なくとも2人が塀の崩壊で負傷したと、NTVが報じました。

キャウトハネ地区でも、雷が商店に落ちて、火事が発生しました。いくつかの地下鉄駅は水が溢れ、空の便も豪雨の影響を受けました。ユーラシア・トンネルも豪雨のため、一時不通になりましたが、2車線トンネルは、その後開通しました。

いくつかのアンダーパスと交差点、地下鉄駅とバス停が封鎖され、何千人もが立ち往生しました。夏雨がイスタンブルをヒットしてから、およそ10日後、この豪雨になりました。


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