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イスタンブル選挙委員会が再選挙の候補者を発表した

2019年06月02日 | 国内
6月3日 イスタンブルの選挙委員会は、5月27日、6月23日の再選挙の候補者リストを発表しました。

 Hurriyet

3月31日の選挙で勝利宣言をした最大野党・共和人民党(CHP)の候補エクレム・イマムオールのほかに、現政権・公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム候補、福祉(Saadet)党のネジュデト・ギョクチュナル候補、ヴァタン党のムスタファ・イルケル候補と17人の無所属候補が立候補しました。

これら候補者の名が書かれた投票用紙の印刷が始まりました。投票箱の準備は5月29日に終わりました。宣伝活動は6月13日に解禁になります。AKPと愛国者運動党(MHP)が、3月の選挙はトルコの選挙法に違反していると、「最高選挙協議会」(YSK)に訴えたため、3月のイスタンブルの投票結果は無効にされました。

イマムオール氏の市長証明書は、5月6日、YSKによって取り消されました。YSKによると、この決定は、選挙中、不適格な職員と投票スタッフが働いていたという訴えを根拠にしています。全国で何百万人のトルコ人有権者が、3月31日、市長を選ぶために投票し、AKPのユルドゥルム候補は1万3000秒の差で、CHPのイマムオール候補に敗れました。


修復されたシュメラ修道院に来訪者急増

4年間の総合的な修復作業が終わったシュメラ修道院が、5月25日、公開されましたが、オープン以来、4日間で2000人が訪れました。

 Hurriyet

黒海岸トラブゾン県の重要な観光スポットであるシュメラ修道院は、修復のため、4年間、閉鎖されていましたが、5月25日、一部が公開されました。トラブゾン県文化観光局のアリ・アイワズオール局長は、アナドル通信に、5月25日から28日夜までに、2063人が訪れたと語りました。「ラマザン中を考えたら、これはとてもよい数字です。われわれは今年、60万人が訪れることを期待しています」

「修道院は修復中の2017年、2018年も,訪れる人が絶えませんでした。来訪者は、修道院から200メートル離れたアヤ・ヴァルヴァラ教会のテラスから修道院を見ることができました。2017年には約15万7000人、2018年には29万人の人がこのエリアを訪れ、遠くから修道院を眺めました。シュメラは閉鎖中でも29万人の来訪者がありました。今年は軽く60万人に達するでしょう」

修道院の建設は4世紀、アレクシオス3世(1349~1390)が建設者と考えられています。修道院はアルトゥンデレ国立公園内にあり、美しい森林に囲まれています。山の麓にはデーイルメンデレ川の支流が流れています。

車は、川の近く、標高950メートルの駐車場まで行かれますが、そこから修道院の入口まで、約2キロの小道をたどって丘に登らなければなりません。修道院は標高1200メートルにあります。入場料は10リラ。工事が終わったら、シュメラ修道院をユネスコの世界遺産のメーンリストに登録されるための手続きを始めるということです。シュメラはギリシャ正教の修道院であり、また美術史上、重要な建造物でもあります。


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