トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「欧州はアゼルバイジャンの領土に関して公正であるべきだ」トルコ外相

2020年11月04日 | 国内
10月4日 欧州評議会は、ジョージアやウクライナの場合と同様に、アゼルバイジャンの領土権も守るべきだと、トルコのチャウシュオール外相は言い、アゼルバイジャンはアルメニアに占領されている国土を解放するために戦っていると付言しました。

 Hurriyet

「アゼルバイジャンの領土保全のために声をあげるよう、皆さんにお願します。ジョージアやウクライナの場合と同様に、アゼルバイジャンの領土も守られるべきです」と、チャウシュオール外相は、11月4日、欧州評議会の第13回閣僚委員会のビデオ会議で言いました。

9月下旬、アルメニア軍がナゴルノ・カラバフを攻撃し始め、アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフを解放するために軍事作戦を開始し、30年間凍結されていた紛争は、激しい武力紛争になりました。両国はかつてはソ連邦に属していました。

トルコはアゼルバイジャン側に立ち、アルメニアによるアゼルバイジャンの領土支配を止めさせるために、あらゆる支援を誓っています。「アゼルバイジャンは国際的に認められている自国の領土を取り戻そうとしているだけです」とチャウシュオール外相は言い、1990年代初期以来、アルメニアがナゴルノ・カラバフを占領していることについて、国連安保理の決議に言及しました。

外相はまた、欧州安全保障協力機構(OSCE)と欧州評議会の議員会議が出した決議を想起させ、アゼルバイジャンの行動はこの決議に従っていると強調しました。「アルメニアは占領を止め、休戦協定を無視し、市民をターゲットにする攻撃に責任を取るべきだ」と外相は言いました。

アルメニアとアゼルバイジャンは、紛争が始まって以来、数回、人道的休戦に合意しましたが、アルメニアはこれに違反し、アゼルバイジャンの居住エリアを攻撃しています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イズミル地震の死者は109人に

2020年11月04日 | 国内
11月3日 先週のエーゲ海地方の大地震による死者は109人に達したと、11月3日、当局が発表しました。

 Hurriyet

災害緊急管理局(AFAD)によると、138人の負傷者がまだ治療中で、883人が病院を退院しました。先週金曜日のマグニチュード6.6の地震の後、マグニチュード4.0の揺れを含む1528回の余震が記録されています。

トルコ第3の都市イズミルの人口は430万人。これまでに107人が瓦礫の下から救出されました。捜索・救助活動はまだつづいています。ファフレッティン・コジャ保健相によると、集中治療室にいる負傷者は12人で、そのうちの5人は重症です。コジャ保健相はまた、イズミルはいま、コロナが拡大しやすい状況にあると、くり返し警告し、注意を促しました。

Hurriyet

ムラト・クルム環境・都市化相によると、13戸の建物の救出作業が終わり、現在、4戸の建物の救出作業がつづいているそうです。政府は輸送コンテナに似た臨時の住居“コンテナ・シティ”の建設を始めたと、クルム環境相が、11月2日、言いました。「インフラと公共施設の整ったコンテナ・シティが、被災地のすぐそばに、20日以内に建てられます」

バイラクル地区の46,300平米のエリアに、1,000人用の臨時住居が造られると、環境相は付言しました。「イズミルには、食住の必要に応えられる、清潔で温かいゲストハウス施設があり、ほぼ7,600人を収容できます」

被災地には3,500張りのテントが送られてきて、家を失った人々のために2,000張りが設営されました。約7,600人がテントに避難していると、環境相は言い、少なくとも22万人の地震被災者に、トルコ赤新月社の協力で、食事が配られていると付言しました。


イスタンブル住民に、県外旅行に出ないよう勧告


ファフレッティン・コジャ保健相がイスタンブルの住民に、県外に旅行しないよう勧告し、全国のコロナ感染者の40%はイスタンブル住民だと言いました。

 Hurriyet

「イスタンブルに住んでいる人は市街に出ないでください。症状はなくても、あなたが拡散者になるかもしれません。不要不急の旅行は延期してください」と、保健相はツイッターに書きました。「トルコ中の全感染者の40%がイスタンブルにいるのです」とコジャ保健相は言い、人びとに高齢者宅を訪ねないように勧めました。「面と向かってのコンタクトは危険かもしれません」

イスタンブルに近いクルクラーレリ県のオスマン・ビルギン知事は、ウイルス感染者が大幅に増えていると警告しました。「市内の病院の集中治療室はほぼ満杯です。このような状況では、感染拡大に対して適切な管理ができません。医師たちは患者を 選択しなければならなくなるかもしれません」とビルギン知事は言いました。

クルクラーレリの感染ケースの50%は、家庭訪問と家族間のコンタクトから生じていると、知事は言いました。現在、感染者数の増加に直面し、保健省の科学委員会を含め、当局は有効な対策を検討しています。


   「ときどきダイアリー」へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする