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活動家の殺害について法医学報告書はイスラエルの説明に異議

2024年09月14日 | 国際
9月14日 法医学報告書は、トルコ系アメリカ人活動家アイシェヌル・エズギ・エイギさんの死に関する新しい調査結果を示し、「直接、意図的に撃たれたのではない」というイスラエル軍の説明に異議を唱えています。エイギさんは9月6日、占領下にある「西岸」でイスラエル軍によって射殺されました。

 Hurriyet

エイギさん(26)は、9月6日、ナブルス近くで、非合法なイスラエル人の居住に対し平和的に抗議しているとき、殺されました。

イスラエル軍はエイギさんの死について、声明で、「調査の結果、彼女はイスラエル軍に直接、意図的に撃たれたのではない可能性が大きい」と言っています。目標は彼女ではなく、暴動の主要な扇動者だったと、声明は付言しています。

アメリカのジョージ・バイデン大統領も、イスラエル軍が抗議者を撃った弾丸が地面にあたって跳ね返って、彼女にあたったと主張しています。

初期の検査では、「頭の左側、左耳の後ろに銃創があり、そこから脳の組織だ出ている」と報告されていました。CTスキャンによると、銃創は脳の左後ろを貫通し、小脳、延髄、頭蓋骨の基礎を傷つけているが、出口の傷や破片は見つからなかったということです。

弾丸はさらに、多くの破片となって脳内に裂傷をつくり、くも膜下出血、硬膜下血種等を引き起こしました。法医学報告書は、エイギさんは貫通した銃弾の傷によるくも膜下出血、浮腫、脳組織の破壊によって死亡したとしています。その結果、間接的に撃たれた可能性はなくなりました。

ワシントン・ポストも調査報告書で、エイギさんは、ベイタの対決から30分後、抗議者たちが主要道路に移動してから20分後に、イスラエル軍から200ヤード離れた地点で撃たれたと言っています。

《遺体はトルコに到着した》 
エイギさんの遺体は9月13日、トルコ航空で、アゼルバイジャン経由でトルコに着き、イスタンブル国際空港に運ばれました。トルコ外務省イスタンブル代表のアイシェ・ソゼン・ウスルエル大使とトルコ職員が、イスタンブル空港で行われた式典に参加しました。

トルコ国旗に包まれた彼女の遺体は、空港でトルコ軍に迎えられました。式後、エイギさんの遺体はイズミルに運ばれ、埋葬のためアイドゥン県に運ばれます。


トルコはスペインのパレスチナ支援に感謝し、スペインの平和を推す

トルコはスペインのパレスチナ支援に感謝すると、トルコのハカン・フィダン外相が、金曜、語りました。

 Hurriyet
スペインのペドロ・サンチェス首相(右)とトルコのフィダン外相


アラブ連合、イスラム協力機構、ヨーロッパ諸国の代表が集まり、マドリードで行われた会合後、フィダン外相はこの発言をしました。

会合の参加者たちは、イスラエルとパレスチナの永続的平和のために、2国家解決がよいと主張しました。「われわれはスペイン、スロヴェニア、ノルウエー、アイルランド、EUの代表たちと会談しました」と、フィダン外相はXにシェアしました。

討論では2国家解決の支持の増加が見られたと、フィダン外相は言い、また、スペインのペドロ・サンチェス首相との会談についても語りました。

「パレスチナを承認するヨーロッパ諸国が増え、国際司法裁判所の訴訟に関与する国も増えてきていることは、われわれに正義の実現への希望を与えてくれます」と、外相は言いました。

イスラエルの責任の欠如と、アメリカの無条件の支援が国際的システムを損なっている事実は、いまや西側諸国もわかっていると、フィダン外相は断言しました。

「世界の人々がパレスチナ問題をイスラエルとその支援者の視点からだけ見ている時代は、もう終わろうとしています」とフィダン外相は言いました。「パレスチナとイスラエルの平和的共存を認める2国家解決は、 イスラエルにとって歴史的チャンスになるはずです」


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