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トルコ・キプロスは「二国家解決」から後退することはない

2024年11月16日 | 国際
11月17日 トルコ・キプロスのエルシン・タタル大統領は、「二国家解決」を支持する意向を再確認し、キプロス島に連邦制を復活させることを明確に拒否しました。

 Hurriyet
北キプロス・トルコ共和国独立41周年を祝うパレード


「われわれは耐えてきたが、結局、二国家制が、合意できる唯一の、公正で,恒久的、持続可能な道である。連邦制の話し合いはもう終わった」とタタル大統領は、11月15日、ニコシアで行われた、北キプロス・トルコ共和国設立41周年を記念する式典で語りました。

「われわれの主権は交渉すべき問題ではない。われわれの主権と平等と国際的ステータスが承認された場合のみ、新しい交渉に応じると、われわれはあらゆる場において宣言する」とタタル大統領は言いました。「われわれが望んでいるのは、東地中海の独立国家として、平和で、穏健で、安全な生活を送ることだけである」

1974年、ギリシア・キプロスが、キプロス島をギリシアに併合しよというクーデターを起こしたため、トルコは保障国として軍事介入し、その後、1983年11月15日、北キプロス・トルコ共和国(TRNC)は独立宣言しました。

2004年、長引く論争を解決するため、国連プランが提出されましたが、ギリシア・キプロス人はこれを拒否し、ギリシア・キプロスのEU加盟と重なって、トルコ・キプロスはいまも禁輸状態にあります。


オランダとトルコが友好100年を記念して植樹イベント

オランダ大使館が、11月14日、トルコとオランダの友好協定100周年を記念して、トルコ南西部ムーラ県に、1万本の苗木を植えるプロジェクトを始めました。

 Hurriyet

植樹イベントは、2022年にマルマリス地区に設立された「トルコ・オランダ友好の森」で行われました。出席者の中には、ユップ・ワインナンズ・オランダ大使、ムラト・アズグン・オランダ名誉領事、アジャル・ユンリュ・マルマリス市長ほか住民や学生たちも参加しました。

ユンリュ市長は、マルマリスにとって、このプロジェクトは重要だと強調し、近年、この地方を襲った大火にも言及しました。「火事はマルマリスだけでなく、全ヨーロッパ、全世界の気候にも影響を与えました。マルマリスを緑化し、気候を管理し、自然の生活に戻すための対策をとることが、オランダにとっても重要です」

ユンリュ市長は、友好百周年における自然の役割を強調し、このプロジェクトは自然と友情の意味深い混交であると言いました。

ワインナンズ大使はこのイベントに出席するためマルマリスを訪れ、「今日、私たちはマルマリスで友好100周年を祝っています」とトルコ語で言いました。

「私たちは特別の絆をさらに強くするために集まりました」と、大使は付言し、植樹に集まった人々にも祝辞を述べました。


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