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日本人エンジニアが橋の事故の責任をとって自殺した

2015年03月24日 | 国内
3月24日、イズミットとヤロヴァを結ぶ橋の建設にかかわっていた日本人エンジニアが、ロープが切れたことの責任をとって自殺しました。

 Hurriyet

3月23日、キシ・リョウイチさん(51)が、ヤロヴァのアルトゥノヴァ地区の共同墓地の入口で、手首とのどを切っていたのを、学校へ行く子供たちが見つけたと、ヌルラ・カヤ町長が発表しました。

現場に残されていたノートによると、キシさんはロープが切れたことの責任をとって、自らの生命を断つ決意をしたようです。3月21日、橋の“キャットウエイ”と呼ばれる部分のロープが切れました。キシさんの遺体は検死のため、ヤロヴァ国立病院に運ばれました。
10億ドルの経費で架けられる3キロメートルの橋は、世界最長の吊り橋になります。橋ができれば、車が迂回して70分かかっていたヤロヴァ=イズミット間を6分で行かれるようになるでしょう。この橋はイスタンブルとイズミルという2つの産業の中心を結ぶだけでなく、エーゲ海岸の多くの観光地を結ぶ高速道路の大プロジェクトの一部でもあります。
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AKPが国会議員立候補の年齢を18歳に引き下げる議案を提出

現政権・公正発展党(AKP)が3月23日、国会議員立候補の年齢を18歳に引き下げる議案を提出しました。若い層が政治に関わることを推奨するのが改正の目的だそうです。

 Hurriyet

ダウトオール首相を含む200人以上の議員が、この議案に調印し、議案は国会議長に提出されました。この議案が通過すれば、トルコ市民は18歳になれば、兵役を終えていなくても、国会議員選挙の立候補者となる資格を得ることになります。トルコでは、すべての男性に兵役の義務があります。

「若者たちにも、国内外の政策に発言する権利と、政策を改正・開発する権利が与えられる」と、議案は言っています。2006年、国会議員になれる年齢を30歳から25歳に引き下げる提案がAKPから出され、承認されました。ドイツ、イタリア、イギリスでは、18歳以上の市民は国会議員にも地方議会議員にも立候補できます。


政権政党AKPのイスタンブルの選挙事務所が攻撃された

イスタンブル・マルテペにある公正発展党(AKP)の選挙事務所が、3月23日夜、不明のガンマンたちに攻撃されました。死傷者はいないもよう。

 Hurriyet

午後11時半頃、ガンマンたちは走っている車から事務所に向けて4発発砲しました。弾丸は建物の正面のガラスに当たりました。容疑者たちはすぐに現場から逃走、事務所は事件が起こったとき、閉まっていて、死傷者はいません。

近隣の住民の通報で、大勢の警官が駆けつけました。治安部隊が事務所の内外を調べ、証拠品を収集しました。容疑者の捜索が始まりました。

国会議員選挙は、6月7日、31の政党が参加して行われる予定です。現在議席を占めているのは、AKP,最大野党・共和人民党(CHP)、愛国者運動党(MHP)、人民民主党(HPD)の4党です。

トルコ統計局(TUIK)が12月31日に発表した最新の人口調査によると、トルコの現在の人口は7769万5904人です。6月の選挙では、全国の81県が85選挙区に分けられ、550人の国会議員が選ばれます。


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