7月19日 有名なクルド系歌手アイヌル・ドーアンさんが、イスタンブルのジャズ・コンサートでクルド語の歌を歌って、ブーイングの抗議を受けました。
コンサートが行なわれたのは、クルド労働者党(PKK)のテロ襲撃によって13人の兵士が殺されてから2日後でした。
同じ日にクルド系組織・民主社会会議(DTK)が東南部の“民主的自治権”を宣言しました。クルド語の歌に対する抗議はこの影響と思われます。
コンサートが行なわれたのは、クルド労働者党(PKK)のテロ襲撃によって13人の兵士が殺されてから2日後でした。
同じ日にクルド系組織・民主社会会議(DTK)が東南部の“民主的自治権”を宣言しました。クルド語の歌に対する抗議はこの影響と思われます。
中央がクルド系歌手アイヌル・ドーアンさん Hurriyet
このコンサートは「イスタンブール芸術文化基金」(IKSV)の主催で、ギリシア、イスラエル、スペイン、トルコの女性ヴォーカリストが出演していました。
アイヌルさんが2曲目を歌おうとしたとき、抗議のブーイングと口笛が起こり、彼女はステージを去らざるを得ませんでした。
「トルコ語で歌え」「わが国は分断されない」という声も聞かれたそうです。
「私が歌っているのはラブソングです。こんなことがいまだにトルコで起こるのはとても悲しい」とアイヌルさんは言っています。
テロリスト集団PKKに対する怒りを一般クルド系の人々に向けるのはまちがっていることは、みなわかっています。ジャズ・コンサートでの抗議を批判する声も当然あります。
PKKのテロと連動しているようなDTKの自治権宣言は、一般の反撥を買い、せっかくよい方向へ向かっているクルド問題を後戻りさせそうで心配です。
アイヌルさんが2曲目を歌おうとしたとき、抗議のブーイングと口笛が起こり、彼女はステージを去らざるを得ませんでした。
「トルコ語で歌え」「わが国は分断されない」という声も聞かれたそうです。
「私が歌っているのはラブソングです。こんなことがいまだにトルコで起こるのはとても悲しい」とアイヌルさんは言っています。
テロリスト集団PKKに対する怒りを一般クルド系の人々に向けるのはまちがっていることは、みなわかっています。ジャズ・コンサートでの抗議を批判する声も当然あります。
PKKのテロと連動しているようなDTKの自治権宣言は、一般の反撥を買い、せっかくよい方向へ向かっているクルド問題を後戻りさせそうで心配です。