少し偏った読書日記

エッセーや軽い読み物、SFやファンタジーなどの海外もの、科学系教養書など、少し趣味の偏った読書日記です。

美しき野生

2021-10-02 07:00:00 | 読書ブログ
美しき野生(フィリップ・ブルマン/新潮文庫)

これまで読んだファンタジーの中でベストを聞かれたら、迷わず『黄金の羅針盤』をはじめとする三部作をあげる。

誰もがダイモンと呼ばれる動物型の守護精霊を持ち、「真理計」という神秘の器具が存在する異世界の物語。今回は、シリーズの続編ではあるが、後日譚ではなく、ライラの冒険の前日譚。ライラは登場するがまだ赤ん坊で、実質的な主人公は、カヌーの操縦が得意な、11歳の少年。

読み始めると止まらなくなる感じを久しぶりに経験した。20年前なら徹夜で読んだかもしれない、そんな勢いだった。

タイトルの『美しい野生』は、内容にぴったりという訳ではないが、主人公のカヌーの名前。タイトルの前に『ブック・オブ・ダストⅠ』とあり、続編があるようだ。


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