埼京さん^^いらっしゃ~い

地域密着度№1を目指す農耕型経営の不動産二代目社長の日記

我ら士(さむらい)業なりえるか

2011年05月09日 22時02分04秒 | 日記
某中堅大手の仲介業者に物件確認をしたところ、『話が入ってます』と言う返答。

対応ぶりから、恐らく今年の新入社員なのだろう。保留中、先輩社員に聞いたところ、そのように言うよう指示されている光景が目に浮かぶ。
『では、お客様には一番手が入っていて、お気に召していただいたとしても二番手となり、購入できるかどうかは一番手の方次第ですよとお伝えしなければなりませんね』と言うと、『担当者に確認しなければわかりません』。そんなバカな話があろうか?

業者間でしか閲覧できないレインズ。私たちは常日頃、ここから物件の情報収集をはかっています。そして、売却を依頼された不動産業者はその媒介形態によってレインズに登録することが義務付けられています。

だから、登録はする(登録をすると登録証明書が発行され売主さんに提供できる)。でも物件情報はクローズする→何故か?自分たちでお客様をつけて、手数料を両手にしたいからに他なりません(売主・買主双方から手数料をいただくことは、合法ですし、決して悪いことではありません)。これは売却の依頼を受けた不動産業者の都合だけであって、実際に少しでも早く高く売りたい売主さんにとっては、不利益以外なにものでもないはず!!

私たち、国家資格である宅地建物取引業者の資格を得ているものがする行為ではありません。売主さんは知らなければよいのか?無知であることが望ましいのか?私たちが不動産業士たり得ない理由の一つは、こういった倫理や道徳間に欠ける行いによってもたらされていることは間違いありません。

ちなみに、確認した物件は、土地30坪で少し変った4LDKの家屋がある5,000万円超えの中古一戸建て。土地は旧法借地権です。誰が査定したのか、根付けからして間違ってます。そして、情報はクローズ。可哀想なのは売主さんです。どのような販売活動の報告を受けているのか見てみたいものです。

宅地建物取引業士。少なくとも私どもはその気概をもって業務に携わっています。