熊本には何度も訪れているものの、熊本市街は初。今までのんびりふらふらする時間はありませんでした。今回は天候にこそ恵まれなかったものの、特に決められた時間もなく気ままにふらっとしてきました。
まずは一番見たかった熊本城。残念ながら前日に入梅した熊本。観光客は少なくゆっくりと見学出来たものの、かなり強い雨が降りしきり、足元を気にしながらの散策と相成った。うむっ・・・雨の城もよいものじゃ!ホテルから一番近い不開門(開かずの門)。

しばし眺め、深呼吸・・・・・小さな声で「熊本城やって来ました・・・」と呟き、『熊本城天守閣』を目指します。
どれも素晴らしい建造物で、古人はどのようにして巨大な城一式を築いたものか?加藤清正を城主として約7年の歳月で完成させたと言う。にわかには信じられない人かい戦術。「昔の殿様はえらかったんじゃろぉ~なぁ~・・」つい独り言が口をついて出てしまう。重機もクレーン車もない、勿論デンノコも無かったろうに・・・。
天守閣を目の前に背を向ける。本丸御殿で館内の年配女性と熊本城についてのあれやこれやを話しているうちに相当の時間を費やしてしまった。時計に目をやると既に17時前・・・不覚!もう一つの目的、宵町横丁向かいたい・・あぁ~天守閣・・・・・。早い時間から馬刺しで焼酎。どちらも行きたい・・・。と後ろ髪ひかれつつ城を後にする。
予め地元情報誌で目星を付けてはいたものの、タクシーの運ちゃんに聞いてみた。ここいら辺りで旨い馬はどこかいね?「『むつ五郎』がよかばってん、予約ばせんと入れんなかばい?その雑誌に載ってけんか?」ん~キターー!くまんこさん。雑誌には載ってない、地元タクシーの運転手さんが一番だと言う、しかも予約しないと入れないかも・・・・・これは誰でも行きたくなる。
私は運がいいシールのお陰か、カウンター一席だけ空いていた。たまらん馬と球磨焼酎に舌鼓。夜はよいよいふけてゆく

↑自慢の馬刺し。鹿児島空港では販売を停止していた。馬はもともと生食用に生成されているのにもかかわらずである。

↑馬のレバ刺し

↑馬のハツ刺し、そして球磨焼酎
旅の先々で行きつけのお店を見つけるなんて、これも旅の醍醐味・・・・・。のん兵衛の僕にはたまらない贅沢な一夜と相成った。