思い出話 I・T サロン
十年前のある日、街中にあるI・Tサロン。ありきたりの自己紹介が済み、パソコンの前の椅子に着く。
「OSは何?」と聞かれて「OSって何ですか・・」から始まった。
サロンを訪問の何年か前のこと、
娘が制作したパソコンを人並みに使えるようになりたい。
淡い願望を持っていた。
「毎日メールしてね」と娘。それがパソコンに慣れる勉強と思い、
毎日メールをした。そのうち「毎日は無理」と言ってきた。彼女は学生だ。
彼女なりの生活があって当然と、思いながら毎日メール云々と言ったのは誰だっけ・・
パソコンでどんなことができるか、何をしたいか、判らずに月日が過ぎた。
インターネットがときどき繋がらない。
ストレスがたまり、きっとモデムが不良品なのだと思い、NTTにサポートの電話をした。
「機種はどこのですか」の質問に一瞬たじろぐ。
娘が組み立てたと伝えても、何回となく同じ質問をしてくる。
自分で組み立てたパソコンを使用している人を知らないのだ。
結果、個人で組み立てたパソコンには答えられないと言う。
いっそう市販のものを買って揃えようか。迷いに迷う。
母親のために組み立てて贈られたパソコンを捨てるのかと。
そんなことがあって、ITサロンで学ぶため入会した。
すぐ考えが甘かったことに気づく。
ソフト・ウェアが違う。自分のパソコンで出来るように考えをめぐらす日々。
パソコンと格闘が始まった。
今、サロンの講師の皆さまのお力ぞえで
パソコンライフが楽しく思えるようになりました。
まだ、学ぶことは山程あると存じながら、感謝申し上げます。